「正しく恐れる」ことがどうしてできないかというと・・・?
数字って本当に影響力があるものだなと感じます。
なかなか「ぬお!」となる数字が出てきました。
影響力ありますよね。インパクトがあるのはまさに数字の力。
さて、こんなとき僕らはどうしなきゃならないんでしょう。
よく「正しく恐れる」といいますが、
恐ることを前提にしてるのがいささか気になりますが、
まずは数字をどう捉えるか、ということだと思うわけです。
数字には大きく二つの側面があります。
1:見えている数字
2:見えていない数字
ですが、厄介なのが、
見えている数字のほうがインパクトが強すぎて、
見えていない数字がより見えにくくなるということです。
見えていない数字というものは
意識しないと見えないということになります。
例えば、確かに今日10万人なのかもしれません。
じゃあ、回復したのは何人なんだ?
ということなんですね。
今回ニュースで見えている数字は、
ただの見えている数字ではなく、
ネガティブ要素の多い見えている数字であるということです。
まぁ、びっくりするほど
人ってのは(日本人ってのは)ネガティブなワードに
食いつきます。
ネガティブなワード+見えてしまう数字
最強コンビです。
もちろん、それは事実です。
フェイクではありませんが、
情報のインパクトとしては、過剰になっていると思います。
こういうネガティブなワードと見えてしまう数字の
組み合わせは、時に広告でも使われたりする
手法ではありますが・・・、正直好きじゃないです。
ネガティブなワードと見えてしまう数字の
インパクトで隠れてしまっているものを探してみましょう。
正しく・・というのはそういうことです。
反対の言葉を使えば
ポジティブなワードで見えない数字
これをちょっとみてみた上で「正しく恐れる」のが
正しい作法です。
ネガティブなワードと見えない数字だけで
「正しく恐れる」ことはできない
と思いますね。