手抜きをした時間ってのを、すごい無駄な時間に感じてしまう性格
「そんなに時間を使わなくていいよ」
とある研修の担当に抜擢された時にこんなことを言われました。
をいをい!待てよ。手を抜けってか?
とシンプルに思いました。そしてそのときに返した言葉はこんな感じです。
「手を抜くことが1番無駄です」
なかなかいい言葉を言ったと思いましたが、あとあと見返してみると少し違う気がしますね。正しくは、
「手を抜くような結果を求められる仕事をするのは1番の無駄な時間を過ごすことになります」
ですね。
やるからには100%のパフォーマンスを出せるようにします。相手に対しての礼儀とか失礼にならないように・・・というのは表側の話であり、先ほども書いたように、その時間を無駄にしないためです。
基本的に講師という形でいえば、最低限求められているのは
今俺の頭の中にあること
であるわけですが、ぶっちゃけ「今すでにあるもの」は過去のものなんですよね。それをいくら並べたとて、正直僕の時間はそれだけでは半分くらいは無駄な感じがします。整理できるという部分は有益だと思うのですが・・。
なので僕の場合は、依頼を受けたならそこから1つでも追加した情報や知識を盛り込むようにしています。そうすれば、「過去」というものの距離感が少し変わってくるような気がするのです。
・・で追加で考えるのが、「どう伝わるか」です。
伝えるためにはどう演出したらいいか、定型フォーマットではなく例えば「そういえばあの時あのセミナーでこんな演出してたな」とか「テレビの番組でこういう組み立てしてたな」とかの断片的なもの、中には勘違いで捉えている演出を真似て自分なりに料理してアプローチしてみるのです。
そうすることで自分の新たな発見もあったりと面白いものです。
そうこういうことをしていると、手を抜くってことができませんし結構時間もかかります。例えば手を抜けば4時間かかるものが1時間で済むことだってあるでしょう。この文脈だけでもみたら、1/4になってるから効率的じゃんってなりますが、結局1時間を使っていることになるわけです。
その1時間が有益であればいいですが、「手を抜く」という言葉から別に有益ではなさそうです。
・・と考えたときに、1時間が無駄に見えてしまうのです。
それはもったいない・・・
ということで僕の場合は与えられたら時間をかけてトライできるものを埋め込みそしてそれを検証してみるという本気な対応をします。
繰り返しになりますが、なぜならせっかくかける時間を無駄にしたくないのです。