必要な技術と特別な技術
少しここ数回の記事に関連した内容となります。
ざくっと言えば、先日とある知り合いのWebページを作ったのですが、求められているものと仕上がったものから「必要十分度」というものをものすごく考えてしまうのです。
先日も書きましたが、今回作ったWebページは1ページ。それで依頼者のニーズには完全に応えていました。そして、依頼者のイメージを超える提案も考えてはみたものの、いろいろと思案すればするほどそれは先方にとっての負荷でしかなく、ただの押し売りだ・・と感じたのです。
技術ってのはいろんなものがあります。これまではホームページを作る技術というのは確かに特別な技術だったと思います。ただ、当時から違和感はありましたがその技術は誰にとって必要な技術なのか?と思うことはよくありました。
例えばウェブサイトのギャラリーサイトに掲載されている素晴らしいサイトたちは、果たして一般的に見られているものなのか?と疑問に思うことはよくありました。もしかしたら、アーティストブックのようにその筋の人が見るものでしかないんじゃないかと・・・。
そして見ている人の視点は、技術やデザインであって、サイトの情報ではないんじゃないかと。中身ではなく外身・・・。そんな感じがありました。
今回もそうです。作ったサイトはとてもシンプル。そぎ落とした形です。情報を届けることをメインにしました。特別な技術は使わず、必要な技術を必要なだけ整えた・・というのが今回の産物でした。
もちろん、お金をかけてそういった作品を作っていくというのは理解できますし好きです。それがブランディングというものにつながっていくことも十分に理解はできます。ブランディングは大切ですが、「どうブランディングするか」というのも大切な気がします。
今回制作した、Webページはクリニックのページ。そのクリニックのブランドは来院された患者さんへの対応で作られていくものでした。患者さんへの対応はウェブサイトでは表現ができません。もちろんVRで仮想的に・・・みたいなものを作れば・・ですが、街のクリニックとなるとそんなお金あるはずもないのです。特別な技術は、必要な技術ではないということです。
必要な技術を必要なだけ整えてあげるというのは、特別な技術が一般化していくこの時代において必要な能力なような気がします。そして、そこが価値につながっていくようにも思います。
この必要な技術を必要なだけ整えてあげるというのは、人工知能が得意な領域に見えるかもしれません。ただ、そこにどこか人間らしいものが差し込めるような気がしてならないのです。
まだ全然固まっていませんが、そこに鉱脈があるようなそんな気がしてるのです。
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