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323. 読書感想文:オードリー・タンという人物に触れたことで再確認したことと学んだこと。

ふと思うことがあり、アイリス・チュウ氏と鄭仲嵐氏共著の「オードリー・タン天才IT相7つの顔」という本を手に取りました。今回はその読書感想文ではありますが、僕の苦手なところではあるのですが、実は少し「伝記めいたもの」が苦手なのです。この書籍の前半は主にそれでしたので、少し今回の感想文は少なめになります。毎度のことながらキーワードにそって感想を述べていきます。

「同質性」の確率

後半の章の中にリモートに関する記述の中で、タン氏の提案として以下の内容がありました。

リモートが効果を上げるには、まず時間をかけて、「共にその場にいる」という感覚を作り出す必要がある

このフレーズは非常に印象的に捉えました。ついついIT的な考え方やリモートという文脈から考えると「合理的」とか「効率性」がテーマにあがることが多い印象を持っていますが、この「共にその場にいる」というものはその逆をいくもののように感じました。

やり方としては以下のようなものが挙げられています。

・同じピザを注文する
・同じものを使ったりする

中には制服や給食といった、今逆に日本では「それって必要?」と言われかねない内容の大切さを説いています。

そしてこう続きます。

テクノロジーを人間社会に応用するには、人々がお互いを尊重する「共感力」と、気持ちを分かち合う「同質性」に頼らなければならないのだ。

持つではなく、頼るという表現になっていることも印象的です。共感力というのはあちこちで語られるものですが、この「同質性」は新しいテーマのように思いました。もう少し消化したいところです。

人のためのインターネットを

これも後半の節のタイトルではありますが、

「もし最終的にインターネットでラジオを聞いたり、テレビを見たりするだけになってしまったら、インターネット本来の機能と意義が発揮されなくなります」

ようは一方通行(しかも受け)の状態だとインターネットではないと言っているように思います。これは僕自身が昔から感じていることで、なるべく僕は発信を意識してきました。それは、目立ちたいということだけではありません。

どちらかというとインターネット上でフェアでいたいという気持ちからでした。文章にもありましたが、

アップロードとダウンロードのバランスと頻度

正しくこれです。このためには今の自分は発表の場が少ないのでこのnoteを書いているというのもありますが。。。

精神のマッサージ

自分の感情のコントロールについての回答ですが、

「マイナスの感情は、それを精神のマッサージだと思うようにしています。人にそこを押されると痛いのは、心の中の使えがまだほぐれていない商工です」

これは響いた言葉でしたね。誰もがあるのでしょうが、マイナスな感情の捉え方をこのように捉えていくというのは達観具合がすごいと思いました。

帯にあった7つの習慣

書籍の帯に書かれていた「オードリー・タン7つの習慣」というのも刺さりました。

・本はほとんどiPadProで、必ずデジタルペンを使って読む
・大部の資料は寝る前に全ページをめくり、その後最低8時間眠る
・2ヶ月に1度、常に新しい習慣を身につけるようにする
・大勢の人のたえに行うことは、大勢の人の助けを借りる
・したいことをする時に、性別は考えない
・ネット上から人の作品をダウンロードしたら、自分の作品もアップロードする
・体験した出来事や物事を、短い言葉に要約する

この中で一番刺さったのは、「2ヶ月に1度、常に新しい習慣を身につけるようにする」です。なるほど。・・・ということでこれは実践してみましょう。すでに40超えていますが、まだまだ成長です。



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