カテゴライズとタグ付け

僕は日頃、情報アーキテクトと名乗って仕事をしています。なんそれ?と言われることもありますが、そういうときには

情報をとにかく整理する専門職と思ってもらえたらいいです。

と回答します。※個別には違いますが、そこはご愛嬌。

・・で、先日とある情報整理を頼まれたのですが、これがなかなか難儀なものだったので、そのお話です。

難儀というのは、「分類できないものだった」ということなのですが、そう言った場合の対処法について、僕の意見としてお伝えしようと思います。

世の中にはなかなか分類できない情報というものがあります。特に分類となると普段から物理的空間に生きている僕らにとっては、例えば棚のどこにしまうかという仕分けに近い感覚を持ちがちです。

もちろん、そういう情報分類もあるのですが、例えば商品というものを考えた場合、棚のどこかにしまってしまうと、あとで「あ、あっちにも属するぞ」みたいなことが出てくるわけです。

商品陳列だけで考えれば「あっちとこっち」という両方に置くことができます。これは個数があるからできる芸当なわけです。

しかし情報となるとなかなかそうはいきません。パソコンのフォルダをイメージしてみください。あっちのフォルダに入れているものはある文脈に対する分類をされているものでしょう。しかし、少し別の文脈でみたときに、「こっちのフォルダにも属する」ということがありませんか?

その時の方法は3つです。

1:移動させる
2:コピーする
3:ショートカットを作る

移動させると元の文脈が無視され、コピーすると更新が大変です。一番はショートカットですが、なかなかそれはしませんよね?

情報というものの分類はなかなか一筋縄にはいきません。そんなときどうするか・・・。


僕の場合は「分類しない」です。

分類しない代わりに「タグをつける」ということをします。ウェブサイトに触れまくっている人にとっては当然のことなのですが、このタグという考え方はなかなか意識しないと難しいもののようなのです。

仕事においてもそうです。自分をカテゴライズするか、タグ付けするか。もちろんどちらかにしろというわけではありません。どちらかというとカテゴライズは染み付いた考え方だと思っているので、タグ付けという感覚をプラスするということです。


整理できない情報は無理に整理せず、特徴を見つけ出しタグ付けする。

そして、タグで臨機応変にまとめていく。

これがいいやり方だと思っています。


当たり前のことを書いてしまったかもしれません。。。

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イナチャンネルnote - 稲本浩介⛩️
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