公式にリモートワークした感想
昨日初めて公式にリモートワークというものをやりました。「公式に」とあえていうのは、これまでも何気に自宅で作業をすることはあったのですが、いわゆる「みなし」でした。今回、会社として明言された上で行なったものでしたので「公式に」リモートワークをしたということになります。
やってみてわかったこと、今の時期だから・・ということで見えたことをつらつらと書いてみようと思います。
思いの外快適
僕自身、自宅に自分の机はあるのですが、自分の部屋はありません。(どういうこと?)ですので、少しいわゆるビデオチャット的なものは憚られるのですが、それ以外は至って快適でした。
その理由はいくつかあります。例えば、
・外部モニターがある
・無線LANの環境を整えている
・プリンターがある
です。言ってしまえばこれがあれば特に問題はありません。オフィスほど広い空間ではないので、逆に集中できますし快適でした。
出勤における移動時間の有効活用
誰もがいうことですが、リモートワークの恩恵の最たるものがこれかと思います。業務する席に座れば、業務開始です。僕の場合、1階のリビングで朝食を摂り、2階の机に向かうまでの数秒が出勤のための移動時間です。ぶっちゃけ、今回7時から業務を開始できました。
もともと移動時間は有効活用しようと思っており、書籍を読んだりpodcastを聞いたりインプット時間に当てていたのはありますが、戦闘体制へのスイッチが早くできるのはいいなと思いました。
中断どき、やめどきの判断
いわゆるオフィス勤務の場合、自ずと8時間などの枠を与えらえれますが自宅だとそうはいきません。例えば合計8時間であったとしてもオフィス勤務のように連続した就業時間というものが取りにくいのがリモートワークの難しさですね。特に家族と住んでいると、「家にいる」という状態になるわけですから、「ちょっと手伝って」や「ごめーん」というものが発生し、中断が起こります。これをどう捉えるかかなという印象です。
オフィス勤務でも当然、「ちょっと手伝って」や「ごめーん」はありますが、それは就業の中でのこと。家族からのそれとは異なるので、やはり違いますね。トータル時間で就業と見ないと難しいのでしょう。
これは終業時にも言えます。オフィスを出るという物理的な行為がないですから、何をもって終業と取るかの課題もありそうです。
特にPCひとつで仕事ができるような環境である場合、終わった後にメールも見ることもあるでしょうし、反応することもありますね。それをどう見るか。自分自身というよりは、雇い側がどう見るかということかと思います。
自律と信頼
カミさんとの会話を記載します。
僕「いやぁ、リモートは快適で集中できるわ、問題なさげ」
カミさん「夏休みの宿題を計画立ててできる人はできるんよ」
非常に納得できます。要はどこまで自分を律することができるかです。そして、それをどこまで雇い側が信頼できるかです。性善説でいくしかないのが実情でしょう。
おそらくですが、リモートワークに懐疑的な人、主に雇い主側の方々は「自分がその環境になったらサボるに決まってる」という自信があるのではないかと思うのです。相手がではなく、自分がサボる姿が容易に想像できるから相手もそうだろうという発想ではないかと思うのです。そこに、何かしら理由をつけて行くという流れかなと思うのです。
今回、リモートが増えることで、実力が試されるという記事も読みました。それは本当だと思います。選別が明確になっていくのでしょうね。
・・という僕は今日はオフィスで仕事の日なのです。