【News:発表=「SEVEN HEARTS 映画大賞2020」最優秀は『ミッドナイトスワン』『シカゴ7裁判』『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』、主演賞は長澤・草彅、助演は服部・宇野、新人賞は森七菜・永瀬廉(2021)】
2018年(2017年の作品・人が対象)に創設された「SEVEN HEARTS大賞」のうち、2020年に日本国内の映画館で上映された全映画作品を対象とした「SEVEN HEARTS 映画大賞2020」の各部門の最優秀賞が邦画は草彅剛がトランスジェンダーの女性を演じた『ミッドナイトスワン』に、洋画は1968年の反ベトナム戦争デモを題材とした法廷映画『シカゴ7裁判』に、アニメ映画は京都アニメーションの『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』に決定いたしました。ドキュメンタリー映画はタマラ・コテフスカ&リュボミル・ステファノ共同監督の北マケドニア映画『ハニーランド 永遠の谷』に贈られます。俳優部門では最優秀主演女優賞に『MOTHER マザー』『コンフィデンスマンJP プリンセス編』の長澤まさみ、最優秀男優賞に『ミッドナイトスワン』の草彅剛と演技派の誉れ高い2人が選ばれ、助演部門では女優で『ミッドナイトスワン』の服部樹咲、男優で『罪の声』の宇野祥平が選ばれました。今年から男女1人ずつを選ぶことになった最優秀新人賞には森七菜と永瀬廉が輝いています。
「SEVEN HEARTS 映画大賞」は2018年(2017年上映分映画が表彰対象)に創設されたばかりです。プロフェッショナルの批評家であるとは言え、わたくし阪清和という個人が選ぶ賞です。最優秀賞、優秀賞ともいっさい、賞金、トロフィーはございません。
とは言え、1989年以降、年間200~300本(旧作含む)の映画や放送されたすべてのドラマを見続けてきましたし、舞台作品も幅広いジャンルで年間200本近く(2020年はコロナ禍のため激減しています)鑑賞してきています。その期間を含む38年間はエンターテインメント専門記者・インタビュアー・批評家として取材を続けてきました。現在では、映画だけではなくドラマ、演劇、音楽なども含めたエンターテインメントに関する総合的な書き手・聴き手・批評家・ブロガー・MCとして活動しています。独断や偏見・趣味を加味せず、あらゆる忖度を排した公平公正な目で判断させていただいておりますので、ご了承ください。
2025年(昨年までは2022年としていましたが、コロナ禍のために大幅に後ろ倒しします)までには、音楽、漫画、現代アート、お笑いなどにも表彰の範囲を広げていきたいと考えています。どうかご理解のほどよろしくお願いいたします。
なお、「SEVEN HEARTS大賞2020」のドラマ部門である「SEVEN HEARTS ドラマ大賞2020」と演劇部門である「SEVEN HEARTS 演劇大賞2020」のノミネーション(最優秀賞ノミネート)は発表済みで、各部門の最優秀についても近日中に発表します。
ドラマ大賞2020ノミネート
演劇大賞2020ノミネート
なお、この大それた個人運営の賞の設立の経緯や意義については創設時のお知らせ記事をご覧ください。
★映画・演劇・ドラマ各部門の「SEVEN HEARTS 大賞」を創設します(2018)=ブログでのお知らせ記事
★続きは阪清和のエンタメ批評&応援ブログ「SEVEN HEARTS」でも読めます(劇評など一部のコンテンツは有料ですが、ニュース記事はいまのところ無料です)
「SEVEN HEARTS 映画大賞2020」
=邦画部門=
【作品賞】
<最優秀賞受賞>
『ミッドナイトスワン』(内田英治監督)
<優秀賞受賞>
★『ミッドナイトスワン』(内田英治監督)09.25公開
★『スパイの妻 劇場版』(黒沢清監督)10.16公開
★『MOTHER マザー』(大森立嗣監督)07.03公開
★『罪の声』(土井裕泰監督・野木亜紀子脚本)10.30公開
★『アンダードック』(武正晴監督)11.27公開
<入選>
☆『朝が来る』(河瀨直美監督)
☆『約束のネバーランド』(平川雄一朗監督)
☆『コンフィデンスマンJP プリンセス編』(田中亮監督)
☆『風の電話』(諏訪敦彦監督)
☆『宇宙でいちばんあかるい屋根』(藤井道人監督)
<次点>
△『浅田家!』二宮和也・妻夫木聡・菅田将暉・平田満/黒木華(中野量太監督、中野量太&菅野友恵脚本)10.02
△『糸』菅田将暉/小松菜奈・山本美月(瀬々敬久監督、林民夫脚本)
△『ラストレター』(岩井俊二監督)
△『一度も撃ってません』(阪本順治監督)
△『海辺の映画館 キネマの玉手箱』(大林宜彦監督)
【監督賞】
<最優秀賞受賞>
内田英治監督『ミッドナイトスワン』
<優秀賞受賞>
★内田英治監督『ミッドナイトスワン』
★黒沢清監督『スパイの妻 劇場版』
★大森立嗣監督『MOTHER マザー』
★大林宜彦監督『海辺の映画館 キネマの玉手箱』
★中野量太監督『浅田家!』
<入選>
☆諏訪敦彦監督『風の電話』
☆瀬々敬久監督『糸』
☆田中亮監督『コンフィデンスマンJP プリンセス編』
☆河瀨直美監督『朝が来る』
☆藤井道人監督『宇宙でいちばんあかるい屋根』
<次点>
△行定勲監督『窮鼠はチーズの夢を見る』
△阪本順治監督『一度も撃ってません』
△岩井俊二監督『ラストレター』
△武正晴監督『アンダードック』
△タナダユキ監督『ロマンスドール』
【脚本賞】
<最優秀賞受賞>
濱口竜介・野原位・黒沢清監督『スパイの妻 劇場版』
<優秀賞受賞>
★濱口竜介・野原位・黒沢清監督『スパイの妻 劇場版』
★内田英治監督『ミッドナイトスワン』
★野木亜紀子『罪の声』
★坂元裕二『MOTHER マザー』
★丸山昇一『一度も撃ってません』
<入選>
☆タナダユキ監督『ロマンスドール』
☆吉野耕平監督『水曜日が消えた』
☆上田誠『前田建設ファンタジー営業部』
☆林民夫『糸』
☆堀泉杏『窮鼠はチーズの夢を見る』
<次点>
△遊川和彦監督『弥生、三月-君を愛した30年-』
△中野量太監督&菅野友恵『浅田家!』
△足立伸監督『喜劇 愛妻物語』
△藤井道人監督『宇宙でいちばんあかるい屋根』
△大林宣彦監督&内藤忠司&小中和哉『海辺の映画館 キネマの玉手箱』
【主演女優賞】
<最優秀賞受賞>
長澤まさみ『MOTHER マザー』『コンフィデンスマンJP プリンセス編』
<優秀賞受賞>
★長澤まさみ『MOTHER マザー』『コンフィデンスマンJP プリンセス編』
★蒼井優『スパイの妻 劇場版』『ロマンスドール』
★浜辺美波『約束のネバーランド』『思い、思われ、ふり、ふられ』
★小松菜奈『糸』
★モトーラ世理奈『風の電話』
<入選>
☆清原沙耶『宇宙でいちばんあかるい屋根』
☆齋藤飛鳥『映像研には手を出すな』
☆広瀬すず『一度死んでみた』
☆高畑充希『ヲタクに恋は難しい』
☆永作博美『朝が来る』
<次点>
△波留『弥生、三月-君を愛した30年-』
△芦田愛菜『星の子』
△松本穂香『みをつくし料理帖』
【主演男優賞】
<最優秀賞受賞>
草彅剛『ミッドナイトスワン』
<優秀賞受賞>
★草彅剛『ミッドナイトスワン』
★小栗旬『罪の声』
★森山未来『アンダードック』
★菅田将暉『糸』
★二宮和也『浅田家!』
<入選>
☆千葉雄大『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』
☆大沢たかお『AI 崩壊』
☆高橋一生『スパイの妻 劇場版』
☆宮沢氷魚『his』
☆山田涼介『記憶屋 あなたを忘れない』
<次点>
△中村倫也『水曜日が消えた』
△高杉真宙『前田建設ファンタジー営業部』
△森崎ウィン『本気のしるし<劇場版>』
【助演女優賞】
<最優秀賞受賞>
服部樹咲『ミッドナイトスワン』
<優秀賞受賞>
★黒木華『浅田家!』
★北川景子『約束のネバーランド』
★服部樹咲『ミッドナイトスワン』
★伊藤沙莉『十二単衣を着た悪魔』
★水川あさみ『ミッドナイトスワン』
<入選>
☆橋本環奈『弱虫ペダル』
☆深川麻衣『水曜日が消えた』
☆広瀬アリス『AI 崩壊』
☆安田成美『Fukushima 50』
☆岸井ゆきの『前田建設ファンタジー営業部』
<次点>
△山本美月『糸』
△筒井真理子『影裏』
△水野美紀『宇宙でいちばんあかるい屋根』
【助演男優賞】
<最優秀賞受賞>
宇野祥平『罪の声』
<優秀賞受賞>
★星野源『罪の声』
★宇野祥平『罪の声』
★奥平大兼『MOTHER マザー』
★板垣李光人『約束のネバーランド』
★成田凌『窮鼠はチーズの夢を見る』『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』
<入選>
☆東出昌大『スパイの妻 劇場版』
☆城桧吏『約束のネバーランド』
☆板垣李光人『約束のネバーランド』
☆岡田健史『弥生、三月-君を愛した30年-』
☆北村匠海『アンダードック』
<次点>
該当者なし
【新人賞】
<最優秀賞受賞>=男女1人ずつ選出
森七菜『ラストレター』
永瀬廉『弱虫ペダル』
<優秀賞受賞>
★森七菜『ラストレター』
★奥平大兼『MOTHER マザー』
★服部樹咲『ミッドナイトスワン』
★永瀬廉『弱虫ペダル』
★モトーラ世理奈『風の電話』
<入選>
該当者なし
<次点>
該当者なし
【スタッフ賞】
<最優秀賞受賞>
渋谷慶一郎『ミッドナイトスワン』<音楽>
<優秀賞受賞>
★河瀨直美監督『朝が来る』<撮影>
★伊藤麻樹『ミッドナイトスワン』<撮影>
★渋谷慶一郎『ミッドナイトスワン』<音楽>
★小野晃『罪の声』<照明>
★上野聡一『浅田家!』<編集>
<入選>
該当者なし
<次点>
該当者なし
=洋画部門=
【作品賞】
<最優秀賞受賞>
『シカゴ7裁判』(アーロン・ソーキン監督)
<優秀賞受賞>
★『パラサイト 半地下の家族』(ポン・ジュノ監督・脚本)01.10公開
★『フォードvsフェラーリ』(ジェームズ・マンゴールド監督)01.10公開
★『シカゴ7裁判』(アーロン・ソーキン監督)10.09公開
★『TENET テネット』(クリストファー・ノーラン監督)09.18公開
★『1917 命をかけた伝令』(サム・メンデス監督)02.14公開
<入選>
該当作なし
<次点>
該当作なし
【監督賞】
<最優秀賞受賞>
ジェームズ・マンゴールド監督『フォードvsフェラーリ』
<優秀賞受賞>
★タイカ・ワイティティ監督『ジョシュ・ラビット』
★ポン・ジュノ監督『パラサイト 半地下の家族』
★ジェームズ・マンゴールド監督『フォードvsフェラーリ』
★クリストファー・ノーラン監督『TENET テネット』
★サム・メンデス監督『1917 命をかけた伝令』
<入選>
該当者なし
<次点>
該当者なし
【脚本賞】
<最優秀賞受賞>
ポン・ジュノ監督『パラサイト 半地下の家族』
<優秀賞受賞>
★ポン・ジュノ監督『パラサイト 半地下の家族』
★ジェズ・バターワース、ジョン=ヘンリー・バターワース、ジェイソン・ケラー『フォードvsフェラーリ』
★タイカ・ワイティティ監督『ジョシュ・ラビット』
★サム・メンデス監督、クリスティ・ウィルソン=ケアンズ『1917 命をかけた伝令』
★グレタ・ガーウィグ監督『ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語』
<入選>
該当者なし
<次点>
該当者なし
【主演女優賞】
<最優秀賞受賞>
レニー・ゼルウィガー『ジュディ 虹の彼方に』
<優秀賞受賞>=今年は人数を絞って2人とします
★レニー・ゼルウィガー『ジュディ 虹の彼方に』
★シアーシャ・ローナン『ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語』
<入選>
該当者なし
<次点>
該当者なし
【主演男優賞】
<最優秀賞受賞>
エディ・レッドメイン『シカゴ7裁判』
<優秀賞受賞>
★ジョン・デヴィッド・ワシントン『TENET テネット』/(クリストファー・ノーラン監督)09.18
★マット・デイモン『フォードvsフェラーリ』
★クリスチャン・ベイル『フォードvsフェラーリ』
★エディ・レッドメイン『シカゴ7裁判』
★ジョージ・マッケイ『1917 命をかけた伝令』
<入選>
該当者なし
<次点>
該当者なし
【助演女優賞】
<最優秀賞受賞>
スカーレット・ヨハンソン『ジョジョ・ラビット』
<優秀賞受賞>=今年は人数を絞って3人とします
★ローマン・グリフィン・デイビス『ジョシュ・ラビット』
★スカーレット・ヨハンソン『ジョシュ・ラビット』
★エマ・ワトソン『ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語』
<入選>
該当者なし
<次点>
該当者なし
【助演男優賞】
<最優秀賞受賞>
サシャ・バロン・コーエン『シカゴ7裁判』
<優秀賞受賞>=今年は人数を絞って3人とします
★ジョナサン・プライス『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』
★サシャ・バロン・コーエン『シカゴ7裁判』
★アレックス・シャープ『シカゴ7裁判』
<入選>
該当者なし
<次点>
該当者なし
【新人賞】=2020公開洋画部門の新人賞ノミネートは中止しました。優秀賞、最優秀賞も選出いたしません
【スタッフ賞】
<最優秀賞受賞>
ギョーム・ロシェロン、グレッグ・バトラー、ドミニク・テューイ『1917 命をかけた伝令』<視覚効果>
https://www.uphe.com/movies/1917
<優秀賞受賞>=不明な個人名は省略
★ギョーム・ロシェロン、グレッグ・バトラー、ドミニク・テューイ『1917 命をかけた伝令』<視覚効果>
★メイェス・C・ルベオ『ジョシュ・ラビット』<衣装デザイン>
★アンドリュー・バックランド、マイケル・マカスカー『フォードvsフェラーリ』<編集>
★オリヴァー・ターニー、レイチェル・テート『1917 命をかけた伝令』<音響編集>
★ポール・マッセイ、デヴィッド・ジャンマルコ、スティーヴ・A・モロー『フォードvsフェラーリ』<録音>
<入選>
該当作なし
<次点>
該当作なし
=アニメーション映画部門=
【作品賞】=邦画・洋画の区別はありません
<最優秀賞受賞>
『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』(石立太一監督)
<優秀賞受賞>
★『ジョゼと虎と魚たち』(タムラコータロー監督)12.25公開
★『魔女見習いをさがして』(佐藤順一&鎌谷忍監督)11.13公開
★『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(外崎春雄監督)12.26公開
★『STAND BY ME ドラえもん2』/(八木竜一&山崎貴監督)11.20公開
★『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』/(石立太一監督)09.18公開
<入選>
該当作なし
<次点>
該当作なし
=ドキュメンタリー映画部門=
【ドキュメンタリー作品賞】=洋画・邦画の区別はありません
<最優秀賞受賞>
『ハニーランド 永遠の谷』(タマラ・コテフスカ&リュボミル・ステファノ共同監督、北マケドニア映画)
http://honeyland.onlyhearts.co.jp/
<優秀賞受賞>
★『れいわ一揆』(原一男監督)09.11公開
★『うたのはじまり』(河合宏樹監督)02.22公開
★『僕たちの嘘と真実 DOCUMENTARY of 欅坂46』(高橋栄樹監督)09.04公開
★『ハニーランド 永遠の谷』(タマラ・コテフスカ&リュボミル・ステファノ共同監督、北マケドニア映画)06.26公開
★『パヴァロッティ 太陽のテノール』(ロン・ハワード監督)
<入選>
該当作なし
<次点>
該当作なし