スピンオフ「-Eternal-」に込められた意味合いと堂本光一の覚悟はいつまでも「SHOCK」シリーズの魂として生き残っていくだろう…★劇評★【ミュージカル=Endless SHOCK-Eternal-(北山宏光・島田歌穂出演回)(2023)】
ミュージカル「Endless SHOCK -Eternal-」は2023年4月9日~5月31日に東京・丸の内の帝国劇場で上演された。公演はすべて終了しています。
執筆者の諸事情により、公演の終了から約2カ月たっての掲載となりました。なにとぞご容赦ください。
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さまざまな規制に縛られたコロナ禍での条件をクリアしたセットや演出が可能になるスピンオフとして上演を続けてきたミュージカル「Endless SHOCK-Eternal-」。ついに帝国劇場でも本編「Endless SHOCK」が上演できる今年2023年になっても堂本光一は、あえてこのスピンオフを上演した。しかも本編と双方を上演期間中に並行して上演するという大胆な手法を選択したのだ。それはスピンオフが独自の成長を遂げ、悲劇性やファンタジー性を乗り越えて、新しい末来を築くためのしっかりとした核を本編の物語に注入したこと、そして本編は、スピンオフに足りない接ぎ穂を俯瞰しながら埋めていく過程であらためてスピンオフが施した、単なる省略ではない戦略的な意図をはっきりと指し示し、互いに切り離すことができないものになっているからだろう。キャストやスタッフの負担を考えれば、ダブル上演は何年も続けられるものではないが、スピンオフに込められた意味合いはいつまでも「SHOCK」シリーズの魂として生き残っていくだろう。
(写真はミュージカル「Endless SHOCK-Eternal-」とは関係ありません。単なるイメージです)
ミュージカル「Endless SHOCK -Eternal-」は2023年4月9日~5月31日に東京・丸の内の帝国劇場で上演された。公演はすべて終了しています。
執筆者の諸事情により、公演の終了から約2カ月たっての掲載となりました。なにとぞご容赦ください。
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