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阪 清和が発表したストレートプレイ演劇に関する劇評をまとめました。音楽劇を入れるかどうかはその都度作品ごとの内容を吟味して決定します。さあ、あなたも演劇の深遠な世界へ! ジャニー…
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#栗山民也
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悲嘆、そして希望、女性としてのしなやかな生きざまを熱演する篠原涼子…★劇評★【舞台=アンナ・クリスティ(2018)】
すべてが運命に導かれるというのなら、人間の意思など必要ないことになるが、人間には、時には運命を導き、時には運命に抗う「業」というつわものがとり憑いている。男と女の、父と娘の、人生を賭けた愛と憎しみが結晶した物語としてユージン・オニールがピュリッツァー賞を受賞した「アンナ・クリスティ」は、そんな人間の業が操る運命が大蛇のようにのたうち回る激しさに満ちている。それでいて、そっと後ろから抱きしめられるような優しさも持つスケールの大きな作品。このオニール渾身の一作の待望の日本初演が
¥400