繊細な演技が激しく揺らす魂…★劇評★【舞台=父と暮せば(2018)】
引っ越しのために荷物を整理していて古ぼけた広島原爆資料館(正式には広島平和記念資料館)の冊子を見つけた。実はこれは大変な大発見だった。自分では「小学2年生の時に広島で原爆被害の展示を見て、その後の反戦への思いが固まった」ことをよく覚えていた。その時7歳の子どもながらに「いたかったやろな、かなしいな、ぜったいあかん、こんなんあかん」と思ったことも明確に覚えているのだが、裏付けになる証拠がなかった。しかし今回発見したパンフレットには、昭和42年(1967年)、つまり私が小学2年