阪清和が発表したミュージカルに関する劇評をまとめました。ジャニーズ関連のミュージカルはここには収容しません。音楽劇を入れるかどうかは作品ごとに判断します。
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2022年3月の記事一覧
降り注ぐ魂の礫(つぶて)、大竹しのぶの演技と歌声はさらに純度を増していく…★劇評★【音楽劇=ピアフ(2022)】
ピアフが歌うと、その口から放たれた言葉のひとつひとつが魂の礫(つぶて)となって、私たち観客のもとに降り注ぐ。音楽劇「ピアフ」の中で、大竹しのぶが歌っているのを聞いているとそのことがよく分かる。劇場はそのピアフの魂に満たされるから。ピアフの生きづらく、苦しいことばかりだった人生は歌うことの愉悦とひとつになって、私たちの胸を揺るがし、そして締めつけるのだ。大竹がこの「ピアフ」という作品と運命的に出会い、2011年の初演から歌い続けてきた軌跡は、まさしく大竹の演技という表現方法の
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