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ワーママ 台風の日 休校になるのか問題
学校が休校になる基準は
台風や豪雨時の、休校、早帰りなどの判断は、行政や学校によってまちまちです。
なぜなら、台風による「休校の基準」に明確な法律などがないからです。
学校がおかれている環境は、それぞれ異なります。
山間部と都心部でも危険性は異なるので、実情に合わせて、教育委員会や学校長が判断するのが基本です。
なぜワーママと台風が関係あるのか
フルタイム共働き家庭では、低学年のうちは、学童に通うお子さんが多いかと思います。
一方、学年関係なく、子どもが家に帰る時間にいられるよう、時短やパート勤務などの働き方を選んでいるご家庭もあるかと思います。
通勤時間がかかるワーママには、台風や豪雨によって、頭を悩ませる問題があります。
休校か、早帰りか、通常授業かで、1日の予定が変わってしまうのです。
有休をとって家にいるべきなのか
休校にするか、一斉下校で早く帰るようにするかは、当日の判断、ということが多いかと思います。
公共交通機関が運休を予告している場合などを除き、天気予報は絶対ではありませんので、普通のことです。
ただ、その日の朝にならないとわからないことに対して、ワーママの対応力は弱いのです。
①休校になるなら、自分も有休をとる必要がある
②でも、そうならないなら、できるだけ有休は残しておきたい
③まてよ、早帰りの連絡を受けても、子どもが下校をする時間には家にいられない
④じゃあ、あらかじめ有休をとったほうがいいのか
⑤いやいや、有休は残しておきたい
といった堂々巡りが続くわけです。
さらに、ワーママの胸がチクっと痛むようなことがあります。
迎えに行ってあげられない
保育園は、お迎えがない限りひとりで帰ることは絶対にありません。
一方、学校は各校の判断で、集団下校をさせたり、迎えがあるまで待機させたりするようです。
集団下校で自分より早く子どもが家に帰る場合、ひとりで留守番をさせる心配などもありますし、友達のママはお迎えにきていたという事実を聞くのがとてもつらいのです。
豪雨強風の中、大人でさえ心細いのに、子どもだけで帰らせてしまった。
濡れた身体を一人で拭いているのかもしれない。
ワーママにいつも亡霊のようにつきまとう「罪悪感」が、ここでも顔を出します
こんなことで?と思う方もいるかもしれませんが、ワーママの罪悪感のコップは常に満杯で、かろうじて表面張力で保たれています。
ささやかな波であっても、そのコップは溢れてしまうのです。
もしかしたら、子どもは気になどしていないかもしれません。
お子さんのタイプや兄弟の有無などにもよると思います。
ただ、ワーママはこのようなことに少しづつ傷ついているのです。
まとめ
私が本気で会社を辞めようと思ったことは2回あります。
そのうちの1回は、東日本大震災の時でした。
当時小学生の息子を迎えに行くのに4時間かかりました。
少人数のお子さんと体育館で待っていた息子の姿を今でも忘れることができません。
もう10年以上前のことです。
男女ともに働きやすい社会を目指すことはすばらしいと思います。
(何度もいいますが、そのことと少子化対策は別の話です)
こういった些細に思える、でも本当に切ない状況を一つ一つ汲み取っていくことが「働いていることが辛くならない社会」の実現に近づくと思います。
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