「学び直しから転職まで政府一体支援」はワーママにも役立つのか？

「学び直しから転職まで」政府一体支援とは

社会人が転職に必要なスキルや、職探しの支援を受けることができる政府の新制度のことです。

経済産業省が近く詳細を発表し、２０２３年度中に始めるとされています。

２２年度第２次補正予算で確保した関連事業７５３億円の一部が財源に充てられます。

希望者は、専門スキルが身につけられる民間の講座を最大で１年間受けることができ、１人あたり平均２４万円が助成されます。

ただし、この制度は「転職を希望する正社員と契約社員、派遣社員、パート・アルバイト」に対象が限られています。

経営者や個人事業主らは含まず、現在無職の方は対象になりませんので、注意が必要です。

支援の目的

政府は今後３年間で、計約３３万人の転職を後押しすることを目指しています。

学び直しによる労働者の能力向上⇀転職支援は、岸田首相が掲げる看板政策「新しい資本主義」の一環です。

政府は「新しい資本主義」を経済再生の要ととらえています。

つまり、終身雇用や年功序列といった日本型雇用システムの転換をはかる＝雇用の流動性を高めることが、経済再生の一歩だという考えに基づいています。

平たく言うと、経済再生につながるから、転職しやすようスキルアップしてね。ということです。

支援のメリット

スキルアップをすることは、転職するしないに関わらず、本人の財産になります。

資格を取るためにがんばった！取得できた！ということは、達成感を伴い、自己肯定感をアップさせるかもしれません。

また、希望者は、キャリアコンサルタントから、転職に必要なスキルや職探しのアドバイスを受けることができます。

自分のこれからの人生や、経験、スキルを客観的に見つめなおす良い機会になるでしょう。

さらに、講座費用の一部の補助は、経済的にたすかります。

この施策はワーママにも効果があるのか