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幸せに生きる方法①
私は3歳の頃から公文式に通っていました。
公文式って、自分のペースでどんどん学習を進めていけるんです(今はわからないですが)。
兄弟のいない自分にとって、家で遊ぶ相手もいなく、公文に通ってそこでできた友達と会うことはとても嬉しくて楽しんで通っていました。
ある程度歳を重ねてから気付きましたが、人からアレやれコレやれだの言われるのが人の百倍嫌いみたいで、自分のペースで自分のやりたい分だけ勉強できる公文式のシステムも自分にはめちゃめちゃ合っていたんだと思います。
分からないことが分かるようになるあの瞬間の快感は今でも覚えています(今でも続く勉強家精神はこの時に醸成されたのだと思っています)。
なのでどんどん学習は進みました。
あっという間に公文式3年目の6歳には小学校6年生までの学習を終えていました。
ところがこの原体験が後に自分を苦しめることになるんです。。。
小学校に上がると、あたり前ですが周りは初めて国語や算数を学ぶ生徒ばかり(田舎町の学校なので都会の小学生とは違って塾通いしてる子の方が珍しかったです)。
でも私はすでに学習済みの単元。
当然ながら私にとっては余裕なんです。
と同時に、周囲より自分はできる!という優越感を感じていました。
常にトップ。
常に誰かに教えている。
常に頼られている。
無意識にヒエラルキーを構築していたんだと思います。
俺は皆より上。
皆は俺より下。
ほんと調子こいたクソガキでした笑
そうやって挫折を知らないまま歳月を重ね、ついに高校で痛い目を見るわけです。
高校ともなれば色んな所から色んな生徒が集まってきます。自分より勉強のできる同級生なんて五万といる訳です。
初めて学業で挫折しました。
これまでの公文貯金で驕り高ぶっていた私は誰よりも成長スピードが鈍化、いやいや停滞していたことに気付きます。
小中の9年間もの長い間、結局自分は何一つ成長していないじゃ無いか!!
9年かけて周囲が自分に追いついてきたし、あっという間に追い抜かれるぞ!(汗)
高校受験の成績はうる覚えなんですが、正答率90%程度だったと記憶しています(ホラ吹いてたらごめんなさい)。
おかげさまで地元の進学校に入学できました。地元どころか、より点数が必要な学区外の県内の高校、どこでも合格できた成績です。
(あー。天狗になってる。。。笑)
やはり公文式をやった甲斐があり、中学までの勉強は余裕のよっちゃんでしたし、高校の勉強も余裕っしょ!
と舐めてかかっていましたが、これがまぁ大変。
一気にレベルも上がるし、何より、周囲の同級生たちのレベルも高いのなんのって(汗)
1学年に300人程度いたんですが、中学(1学年150人程度)では成績トップクラス(1桁台)だった自分が高校1年次前期こそ50番以内(上位60人をSランクという)にいましたが、1年次後期には大きくランキングを落として「中の中」ぐらい。150位前後でした。
そんな低いランキング味わったことがなかったので、何くそー!と奮起すればよかったんですが私は逆に腐っていました。。。
2年次の成績は目も当てられません笑
今でも時々夢に見る時があります。
夢の中では大学生なんですが、明日試験なのに何一つ勉強してなくて確実に単位取れずに留年するっていう夢www 感情としてはめっちゃ恐怖。。。
特に社会科目が苦手で、公民・日本史・世界史・政治経済なんて、高校3年間で一度も”赤点”を免れたことがありません(自信たっぷり笑)!
現在でもNHK大河ドラマとか、いわゆる日本の歴史に絡めたドラマや映画は拒絶反応が起きるぐらいです。。。
高2の秋→冬、高3の春→夏と月日が流れ、進路相談なんかも当然あります。
それについて友達やクラスメイトと話をしていく中で、穿った考えですが私はこう思いました。
校内ランキング「下の下」に位置する同級生ですら大学進学を考えているし、それが叶うポジションにいるんだ!と(性格悪くてすみません)。。。
そこで気付いたのです。
校内ランキングなんて何の意味も無いんだと。
自分は自分のために、過去の自分より点数が取れれば良い!偏差値が上がれば良い!合否判定がC→B→Aと上がれば良いじゃ無いか!と。
それに気付いたのは高3になってからです。
まだギリ間に合う。。。
そこからは精神的に安定して勉強に取り組むことができました。
つまり何が言いたいかと言うと、、、
「驕った時点で自分の成長は止まるんだよ!」
。。。という当たり前の話じゃなくて。
私は常に、自分の属していたコミュニティの狭い世界の中で、誰かより上だとか下だとか、そういうことを考えていました。
でもそれって実は不幸な考え方です。
だってそうでしょ?
誰かより自分が上か下かなんて、世界の人口のトップオブトップに立たないと満たされない考え方ですよね。
今のあなたはどんな環境に身を置いているんでしょうか。
起業したてで、先輩起業家の成果や実績と自分を比べていませんか?
会社の中で、同期の評価と自分を比べていませんか?
社会人になってから、大学時代の友人の年収や働き方と自分を比べていませんか?
幼稚園や小学校のママさんグループの中で、あっちのママさんと自分を比べていませんか?またはあっちの子供と自分の子供を比べていませんか?
他人と自分を比べてどうする!?
そこからは何も生まれませんよ。
生まれてくるのは嫉妬心や諦めの気持ちだけです。
比べて良いのは過去の自分と現在の自分だけです。
過去の自分より現在の自分が成長していれば、それはあなた自身が頑張ってきた証拠です!
過去の自分より現在の自分にできる事や分かる事が増えていれば、それはあなた自身が頑張ってきた証拠です!
同じように何かに頑張って取り組んでいて、他人と自分を比べるのと、過去の自分と現在の自分を比べるのとでは、その捉え方に大きな違いがあると思いませんか?
では、また!
【教訓】
他人と自分を比べるな!
比べていいのは過去の自分と現在の自分だよ。