ごみは捨てるよ、どこにでも
子供は甘やかされて育つと『そのぐらいのこと』さえも自分で出来なくなる。
『判断』や『選択』や『決断』といった大事なこともそうだが、むしろ『このぐらいのこと』が出来なくなる方が社会にとっては絶対的に厄介だ。
最初から『このぐらいのことが出来ない』ことを想定して法整備なんかしていない。なので『ルール』や『マナー』という曖昧なもので埋めようと試みては裏切られてきた。
『ゴミをポイ捨てする人間』の大半がそうで、ゴミ箱に捨てる(ぐらいの)ことが出来ない。
『ポイ捨てする自分かっけー』とか、『きっと誰かが掃除するんだろ?』とか、そこまで考えているかすら怪しいが、考えての犯行なら不法投棄で逮捕すればいい。
いずれにせよ『ネグレクト』か『甘やかされて育った結果』であるに違い無い。
じゃなきゃゴミ箱に捨てる(ぐらいの)ことは出来る。自分で歩くのが精いっぱいの幼児でさえ言えばゴミはゴミ箱に捨てられるようになる。なので、親が言わなかったかさせてこなかったか怒らなかったかネグレクトかとしか考えられない。
幼稚園や学校では出来る。そういうルールだし。でも一回言われなかったらそこからはしなくなる。プールや温泉でおしっこするヤツの精神構造と近い。
決して『偏差値が低いから』でなく、『親が低所得だから』でもない。国籍なんか関係ないし、地域性なんてあるワケない。
甘やかされて育ったがため、想像力に乏しく精神的な貧困になってしまった。その結果『ゴミは捨てる。どこにでも。』という神経回路が出来上がってしまった。
なのでそのほとんど反射行動のように捨てる。そこがゴミ箱か道路かの違いでしかない。ただ『ゴミなので捨てた』という行動をしただけ。
正義とか悪とかそんな大そうな思想は無い。『自分がポイ捨てすることによって地域の環境美化に一石を投じることになればと思った。』などという詭弁も持ち合わせても無い。
『そこに捨てとけば?』と、イヴを唆したヘビのパターンもあるかも知れないが、間違いなく捨てたのは唆された人間だ。神が怒って楽園を追放するまで『恥ずかしさ』を持つことすら出来ない。
なので『ポイ捨てするヤツとは付き合わない』のが得策だ。いかに金持ってても、いかにルックスが良くても、どんなに有名人であろうとも。
ちなみに『河川敷でバーベキューしてそのまま帰る』パターンのゴミは全然違って、あれは計画的犯行なので、そこに居た全員を逮捕して書類送検して前科をつけるべきだと思う。