お洒落が終わる日を防げ!出品を手軽に。お洒落を持続可能に。〜digdigの挑戦〜
「お洒落が終わる日。」
皆さんは「お洒落が終わる日」を想像したことはありますか?
好きな洋服を着て、出かける時のワクワクや楽しさが失われる日。
そんな日がくるのであれば、防がなければならない。
僕たちdigdig(ディグディグ)チームはそんな思いを胸に立ち上がりました。
1. アパレル業界は環境汚染産業?
「アパレル業界は環境によくない」
最近よく耳にするこの言葉。僕もあまり深く理解せずにいました。
ある日たまたま見たアパレル業界の環境問題にせまったドキュメンタリー映画「The True Cost」を見て、僕は衝撃を受けました。
僕たちが生活する上で、必ず身にまとう洋服は、とても環境に負担をかけています。
アパレル業界は世界第2位の環境汚染産業と呼ばれており、930億㎥という、500万人のニーズを満たす水を使用し、約50万tものマイクロファイバーと呼ばれる合成繊維を海に投棄し、12億tのCO2に相当する温室効果ガスを排出していると言われています。
国際航空業界・海運業界が排出するCO2量を足したものよりも多い量です。
また服1着をつくるには、浴槽約11杯分の水が使われ、ペットボトル約255本製造分のCO2が排出されているとも言われています。
2. 捨てられる洋服たち
これだけ環境に負担をかけながらつくられた洋服たちですが、現在の日本では、不要な洋服のうち68%が可燃ゴミ・不燃ゴミとして捨てられているのが現状です。
世の中的にSDGsの意識が普及し、フリマアプリやリユースショップなど洋服の二次流通のツールが広まっているにも関わらず、洋服はゴミとして廃棄されるのが常套手段になっています。
この原因として、既存のサービスでは「不要な洋服は捨てる方が楽だよね」となってしまう構造上のボトルネックがあると思いました。
例えば、フリマアプリの多くは、出品時に採寸・撮影・梱包・発送を自分でやることが主流です。書籍や小物などであればそこまで時間はかかりませんが、洋服となると、写真の撮り方や梱包はかなりの重労働。一方、リユースショップなどは出品の手間はかかりませんが、買取金額は安く納得感が低い。
皆さんもこうした経験はありませんか?これだと「だったら、洋服は捨てよう」となってしまいますよね。
こうして、貴重な資源を使ってつくられた洋服たちは捨てられ、また洋服をつくるという悪循環に陥っています。
3. digdigとは?
このような服を手放すときの“負”を解決できるサービスをつくれば、アパレルのゴミ問題を解決しつつ、新しい価値を生み出すことができるのではないかと考えました。
そうして誕生したのが、「納得感のある価格」で「楽に出品できる」ファッションフリマサービス『digdig』です。
出品希望者は、digdigから送られてくる袋(出品キット)に洋服を詰めて発送し、希望する販売価格を入力するだけで、出品作業は終了。撮影・採寸・梱包・発送業務は全てdigdig側で行い、洋服を販売いたします。
『digdig』は2023年7月のβ版リリースから今まで、出品は承認制としていましたが、そうしたなかでも2,000人以上の出品者が集い、4万点を超えるアイテムを取り扱うサービスへと成長しました。
また、『digdig』関連のSNSは総フォロワーが90万を突破し、10〜20代を中心に認知度を急速に高めています。
実際に、『digdig』のユーザーさんからは
「納得できる値段で洋服を売れる」
「不要な服を家に溜め込むことが少なくなって、クローゼットの中が綺麗になった」
といったコメントをいただくことも増え、服を手放すときの新しい選択肢になりつつある手応えを感じています。
■digdigサイト・アプリ
WEB : https://digdig.app/
アプリ : https://itunes.apple.com/jp/app/id6569216718?mt=8
4. 僕らが創りたい「洋服が循環する」世界
僕たちdigdigチームのミッションは「お洒落を持続可能にするインフラをつくる。」です。
環境に負担をかけてつくられた洋服が捨てられるのではなく、次の持ち主へと循環する世界。
クローゼットの中で眠る洋服たちに新しい価値をつくれる世界。
そんな世界を本気で創っていきます。
「お洒落を持続可能にするインフラを創る」というミッションを達成するには、特定の服好きに限らず、『digdig』があらゆる方が利用できるプラットフォームとなり、服の“循環”を促進する必要があると考えています。
こうした背景から今回、出品の承認制を廃止し、一般開放することに踏み切りました。そして、今後より多くの方にご利用いただくために、出品やアイテム探しをよりスムーズにできるよう、公式アプリもリリースしました。
僕たちが大好きなお洒落やファッションが、より長く・より沢山の人に楽しみつづけてもらうために、最高なプロダクトを創っていきます。
5. 最後に
改めてnoteを書くにあたって振り返ってみると、この1年でたくさんの洋服の“循環”を実現できたなと思います。その一方で、『digdig』が「服を手放すときの手段」として第一想起され、利用されるにはまだまだ道半ばなのも事実。
僕は、本気で「日本で最も洋服が集まる場所」を目指していますし、1年続けてみて、そうなるはずだと確信しています。
そのために『digdig』をもっともっと良いサービスにすることは不可欠。新機能開発に加えて、商品の “ささげ”(撮影・採寸・原稿入稿)のオペレーション改善など、やるべきことが山積みです。
そして、『digdig』の成長をともに支えてくれるための採用も積極的に行っています。
サービスリリース以降、組織も順調に拡大していますが、まだまだリソースが足りません...。
特にアプリエンジニアとプロダクトマネージャーは急募です!初期フェーズだからこそ、裁量権を持ってプロダクト開発に臨みたい方にはぴったりな環境です。
▼ エンジニア求人
https://youtrust.jp/recruitment_posts/660acf52c165a38c99294a78313b9e1a
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https://youtrust.jp/recruitment_posts/2d7c0b97ea56e85e650269a6d299fa74
もちろん、他のポジションも募集しておりますので、このnoteを読んで、少しでも心が動いてくださった方は、ぜひカジュアル面談に気軽にご応募いただき、お話しさせてください!(僕のTwitter宛にDMでも構いません🙋)
社会課題を解決し、僕たちが大好きなファッションとお洒落が長続きする世界を一緒につくりましょう!
参考文献
環境省. SUSTINABLE FASHION これからのファッションを持続可能に
https://www.egmkt.co.jp/column/consumer/20210830_EG_166.html
EverGreen. サステナブルファッションとは?意味や取り組みを詳しく解説