短詩集⑬
「あいつ悪魔だよ」私の噂して
シザーハンズだなんて思いたくない見て見て手が小さいでしょう?
私の中の何かが私を殺す前に走り出さなくては
時間守った私を褒めて「よく出来ました」
ここまでさせて褒めないで「出来たね」
首輪を引っ張られて悲しげに歩き出すワンコちょうちょを見てた
「かわいい」の功罪 チワワのフリフリの衣装に見る
「欲しい」誰にでも言わせてきたあの人「殺したい」私に言わせたの
キズナ切り落とされて転んだ姿仁王立ちで見下ろす私を何とでも呼べばいい
この脚で歩きたい私にそれを与えられる人など私以外にいるはずがない
補助輪を使わなかった私 たまには「できない」演技でもするべきだったか?
よく書けなくてもいい あなたに気に入られなくていい でも綺麗になりたい
思い出のトロフィーで酒盛りをする男達が飲むのは
当然のように伴侶同伴しないで でも生のラブコメはネタになる
全ての恋愛キーワード冗談にして それから日常英会話で愛を語って
ほらたとえばこの箸置きで一句詠んで今すぐねぇねぇ
困らせてクスクスねぇクロスカウンターはまだなの?
私を困らせるのはカンタン 正攻法を使えばいいだけ
傷ついても涙出なくなったのはイイコトワルイコト?「どっちでもいいから何に傷ついたのか言えよ」
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