短詩集

また書いてみようと思いました。

読んでいると書きたくなり、書いていると楽しくなり。
なるべく生々しく、という試み。

1.甥が生まれ今ならプラマイゼロと喜んだ聖夜の罪
2.既に心配という枷をはめられた3105gの体
3.私がいない部屋に私がいるこの矛盾は何
4.三ヶ日みかんが一番と嘘をつく 本当は味がわからない
5.優しさと正しさは全て彼女のもの 私の上澄み
6.激情家と呼んでよ面倒臭そうに窘めるぐらいなら
7.戯れに猛禽類の翼をもいだ女達の手と顔
8.「寂しい」「ごめん」「ありがとう」だけで会話したい彼女の憂鬱
9.無言で抱き合いたい彼の鬱屈
10.駅まで送ってくれないのねこれ恋の終わり?
11.「脈なし」って悲しい言葉だね ぺしゃんこの雀見つけて彼が呟く
12.結婚して私に優しくなった「元」が永遠につかない「好きな人」
13.「うかうか」という言葉が年々怖くなる適齢期刻刻
14.何年経っても使える言葉をあなたに贈りたい
15.生きていける魔法を「好き」に込めたつもりだった つもりだった
16.「失礼よ」怒れない私は何を期待していた?
17.嫌われる勇気持てない寂しがり屋を責めるのはやめてください生き物にやさしく
18.声が好きなだけよたまには下の名前呼んで誕生日だし
19.愛って差別と排他と同義だったの?「君だけだから」虚ろな優しさ
20.優しさの在庫切れは犯罪ですか 壊れるまで与えられません


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