【イノベーションスキルパスポート2024】採択者インタビュー:大森アイカ
2024年9月29日(日)に、県内事業者による事業の持続可能性向上を目指し、仮説検証の方法から営業戦略まで一体的に学ぶことができる新規ビジネスコンテスト「イノベーションスキルパスポート 2024」の最終プレゼンを開催します!
このブログでは、その最終プレゼンに駒を進めた7組の採択者を順番にご紹介していきます!
今回紹介するのは、大森アイカさんです。
もっと話を聞きたい!応援したい!と思った方は、ぜひとも最終プレゼンにもご参加ください!
○自己紹介
■大森アイカ/Aika Oomori
山口県出身、香川県高松市在住。
2012年から、その人に似合う服や化粧品を提案する「イメージコンサルタント」という仕事をしています。コロナ禍を経て、対面だけでなくオンライン対応もしており、世界中にクライアントさんがいます。
○参加した理由・背景は?
私自身、もともとファストファッションが大好きで、着れないほどの服を買って、寄付をしていました。
しかし、あるドキュメンタリー映画を観て衝撃を受けました。寄付した古着は海外に行っても、そのまま捨てられるだけだったのです。世界22ヵ国を旅して、先進国では服が大量に売られ、発展途上国では先進国の古着が山積みになっている様子を目の当たりにした時、何か活動をしなければいけないと思いました。
また服が大量に作られても売れ残ったり、少し着て飽きたりした服がすべて捨てられている現場を知り、服の廃棄問題を解消するために2023年からスローファッション(服を大切に長く着る)の活動をはじめました。
しかし、服を長く着るという習慣が薄れている時代では、あまり浸透していきませんでした。そのため、クラウドファンディングやビジネスコンテストなどの色々な手段を使って、この活動をアピールしていました。
今年5月に香川県三木町にある資源回収施設で古着を見てきました。月に60〜80トンも届くそうで、途方もない量に心が折れそうになりました。まずは高松市と近隣の市町でこれほどの量が集まっている現実に向き合い、高松市の服を減らすことにコミットしたいと思いました。
そんな時、Setouchi-i-Baseに登録されている会社の方から今回のイノベーションスキルパスポートの紹介を受け、参加することにしました。このイベントが高松市の服の廃棄が減るきっかけになればいいなと思っています。
○どんなビジネスプランを考えている?
現在、高松市にあるイメージコンサルティングサロンでは、持っている服を似合うようにするには、どうしたらいいかを提案しています。また、お客さまのクローゼットの中にある服のコーディネートをアドバイスしたり、買い物に同行したりするサービスもしています。
この活動に「服の循環」を加えた持続可能なファッションを実現できるビジネスプランを考えています。具体的には、古着屋をサロンに併設して、不要になった服を引き取り、コーディネートを伝えて着てもらえるようにしたいと思っています。
また、香川県内での服の交換会などで、ファストファッションをおしゃれに着こなす方法を伝えていきたいです。環境にやさしい素材や、地元で生産された服の提案もする予定です。
○今回の意気込みをどうぞ!
屋号のMiteral(ミテラル)は、ギリシャ語で母を意味するMiteraと、らせんを英語にしたspiralを掛け合わせた言葉です。
母が笑顔になることで世の中が平和になると考えています。そのような女性が増えるように屋号をMiteralにしました。おしゃれを苦しむのではなく、楽しむことを伝えていきたいです。
多くの人が、服について「私はおしゃれじゃないから興味がない」と言いますが、服は必ず着るものなので、無関心であっても無関係にはなれないと思います。おしゃれを自分ごととして考えられるように、またどのような価値があるものなのか伝えたいです。
12年間お客さまと向き合って「服迷子は、人生迷子」だと気づきました。
服の選び方を見つめ直すと、自分を大切にすることに繋がってくると感じています。
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いかがでしたでしょうか?
「採択者のことをもっと応援したい!」と思った方はぜひ9月29日(日)にSetouchi-i-Base(情報通信交流館BBスクエア)にて開催する「イノベーションスキルパスポート」へご参加いただき、採択者の熱いプレゼンをお聞きください!
◆◆◆イノベーションスキルパスポート◆◆◆
日程:2024年9月29日(日) 14時-17時
場所:Setouchi-i-Base(情報通信交流館BBスクエア)
以上です!
興味のある方は、詳細・お申込みページよりご確認ください!