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【#コラム:1-1街歩き-三原市糸崎地区】

朝夜の暑さも和らいで来ましたね。
いかがお過ごしでしょうか?今回は三原市糸崎地区の散策を実施してまいりました。
お目当ては遊郭跡の妓楼建築を写真に納める
事です。

手始めに糸崎って何処?という説明ですが…、
広島県南部の三原市の一角に位置します。
最寄りの糸崎駅は広大な敷地の周りに工場が配置された風景となっています。

糸崎駅前の工場

歴史的には近代以降工業地域の一角であり、新幹線開業迄は山陽本線の主要ターミナル駅でした。
ではその前は…?北前船の寄港地の一つでした。
駅から徒歩圏内の松濱港がそれに当るとの事。

この先に松浜港がある

『全国遊郭案内』には23軒の妓楼ありと記されているが、どれ程現存しているのか?と想像に耽ながら歩いたのです。

廃屋の下にいるのは…?!
もうすぐ松浜港

右折するとそこに見えました。

仕置蔵
住宅街の一角にある


ガラス越しに見える梁が…。


そして極め付けがこの建物でした。

玄関上の装飾が目を引く

一般の住宅に転用されていますが、嘗ての絢爛さを垣間見える造りとなっています。
尚、非常に残念な事実ですがこの地区も住宅街としての新たな役割を付与された様です。
交通の要所として時代ごとに役割を担って来た地から、一つの風景が消え去ろうとしていました。

松浜港と山陽本線

しかし、消えるのは風景だけではありません。
この地で生業を続けていた遊女達の存在も忘れ去られる寸前と言えないでしょうか?
以上が散策の記録です。

拙い文章と写真でしたが、目を通していただきありがとうございました!

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