治安のいいX運用を目指しながら、1年で1000フォロワー達成するまでにやったこと
おかげさまで、Xのアカウント開設から1年でフォロワーが1000人になりました。目標達成です。うれしい!
最近、ぼくのアカウントを「治安のいいコミュニティ」と言ってくださった方がいて、「そうそう、そういうぬくぬく居心地のいいアカウントを目指してたんだよ〜」とうれしい気持ちになりました。
この記事では、そんな治安のいいコミュニティのようなXアカウントを作りながら、ゆるゆるとフォロワーを増やすためにぼくが意識していたことをまとめたいと思います。
はじめに
「Xは歌舞伎町」と公言するほどX苦手の民だったぼくですが、メンタルおだやかに運用する事ができてます。
むしろフォロワーのみなさんとの交流を楽しめているので、Xが好きになりました。今では、企業のX運用の仕事もやっているほどです。
自分のアカウントも、企業のアカウントも、その方向性を考えるとき、いつもぼくの頭の中にあるのは「どうしたら応援してもらえるか」ということです。
この記事で紹介するのは、Xのアルゴリズム的なことは一旦置いておいて、もっと「人っぽさ」のあるやり方で、「人柄ごと推してもらう」ことを念頭においたやり方です。
企業SNSの運用の勉強会などにも参加しているので、ある程度アルゴリズムも知っていますが、この記事では個人の情報発信という視点で書きました。
ちょっとずつパーソナルな部分も出していこう
①SNSで実名顔出しできる人は少数派
ぼくは1年前まで学校の先生をしていました。「同僚のSNSなんて1人も知らない」「実名顔出しでSNSをやるなんて信じられない」そんな感じからスタートしました。
Xをはじめたばかりのころは、名前も顔も明かしてないし、仕事のことも全くつぶやいてなかったし、周りから見るといろいろと謎に包まれた状態だったと思います。
でも世の中のほとんどの職業の人がそうだと思うんです。SNSで実名顔出ししても大丈夫な人の方が少数派です。
②無理のない範囲で少しずつ
しかし、パーソナルな部分も、無理のない範囲で少しずつ明かしていくといいと思いました。仕事のこと、家族のこと、学生時代のこと…SNSといえど社交の場なので、多少でも自己開示をした方が、なんとなくお互い安心感があります。
ぼくはいまでこそ実名顔出ししていますが…はずかしい気持ちはまだあります。なのでほんとに無理のない範囲で。
ツイ廃になろう
①スクリーンタイムで管理する
いきなり拍子抜けしたかもしれませんが、ぼくはこの1年でめでたくツイ廃になりました。ツイ廃とは、ツイッター廃人のことです。
Xのことを理解したいなら、Xに触れまくるといいと思っています。どれだけXに触っているかは、スクリーンタイムで管理しました。
いま確認すると、多い日は6時間くらい見ていました。病気です。ここまでXに触れると、どういうポストが伸びているか、Xの雰囲気、文化、言葉遣い、画像の付け方など、なんとなく肌感覚でわかるようになってきました。
②たくさん街に繰り出す
この感じ、語学留学に近いかもしれません。「英語を話せるように」と思って海外に行くのですが、身につくものはそれだけじゃないはずです。
せっかく異国の地にいるのですから、たくさん街に繰り出して、たくさんの人と交流して…そういうアクティブな日常の方が得るものは多いと思います。
これだけたくさんXという街に繰り出すと、Xに対する苦手意識は自然となくなっていきました。
人柄ごと推してもらおう
①キャラじゃない発信は控える
さて、運用法について。まず、人柄ごと推してもらうことを目指しました。
ぼくは自分のキャラとか見た目的に、あんまり熱血っぽさがないので、「今日も最高の1日に🔥」「ゾス🔥」というのが似合わないなと思いました。(でもこういう合言葉は人が集まりやすく、いいと思います)
あとは「文章術について」のポストも、なんかまだそこまでの域に達してない気がするので、やってたこともあるけどやめました。
②弱い自分をさらす
では、どうしていたかというと、「弱み」「悩み」をさらすというのをやっていました。「ぴえん」みたいな。
「冷え性」「お腹ピーピー」「英語むずい」とか、弱い自分をみせるつぶやき多めです。できるだけポジティブに変換できるといいです。
③声のかけやすさを考える
虚勢をはらず、のびのびとじぶんらしくやると、声もかけてもらいやすいですし、コメントも多くもらえる印象です。
発信する話題も参加しやすさを考えていました。
ぼくの場合「社交の場でのエピソード」「ぼくの胃腸の話」「フリーランスとお金の話」「あるあるネタ」など軽いノリで参加できるポストを心がけてました。
同様に、アカウント名も呼びやすさが大事だと思います。「せと」という名前でやっていましたが、呼びやすさがあったんじゃないかなと振り返って思いますね。
いまは本名に変えて、若干声のかけにくさがあるんじゃないかと心配してます。
徳を積もう
①インターネットでは徳を積むといい
ネットの世界に古くから伝わる格言に「インターネットでは徳を積むといい」という言葉があります。これは「パーソナル編集者」というサービスでぼくの情報発信をサポートしてくれている元noteディレクターのみずのけいすけさんに教えてもらいました。
「情けは人の為ならず」のように、自ら徳を積んでいくことも「威徳報徳」のように、受けた善意に対して、きちんと善意で応じるのも、両方大事だとおもいます。
②面倒なことを率先して引き受けること
自分の立場をわきまえて、自分のできる徳の積み方を模索しました。
これはnote社の深津貴之さんの記事からの引用です。
ぼくがすべきことは、「みんなが必要としているが、メンドウなので誰もやらないこと」
それを率先して引き受けることだとわかりました。
▼詳しくはこちら
では具体的にどんなことをしたのか。
③noteを読んだら感想を書く、とことん書く
「noteの感想をXで書いてシェアする」を徹底的にやりました。これはかなりやった自信があります。
▼心が動いた記事の感想をシェアするのも良い
▼「いいねを押してくれたらnoteの感想書くよ〜」企画をするのもあり
こういう行いをするとき、幸せの総量で考えるといいと思っていて「自分も、相手も、通りすがりの人にも幸せが波及しないかな」と考えてやっています。
応援してもらえるアカウントを目指そう
①汗をかいているところを見せる
がんばっている姿を見せることを心がけてました。さきほどの「いいねを押してくれたらnoteの感想書く」はまさにそうです。
走って、汗をかいている姿を見せる。これが得を積むと連動しているといいですよね。嫌味なアピールにならずに済みます。
「すごい」を言われるより「がんばれ」「ありがとう」を言われることを目指したいです。
②目標を見せる
具体的な目標を掲げると、応援しやすいです。ぼくの場合「フォロワー1000人」という目標を公言していました。こうすると走っている感が出ます。
ちょっとやりすぎたと思って反省しているのですが、「フォロワー1000人いかなきゃ引退」を宣言したのも結果的に良かったです。人を巻き込んでしまいながら走っていました。
応援してくださったみなさん、本当にありがとうございます!
そのほか細かい工夫
そのほか実践してきた細かい工夫についてです。
①属性が近そうな人はこちらからフォロー
なんか近いジャンルにいるな…という人はこちらからフォローしてました。自分からフォローを積極的にすることで「この人、なんかフォロバしてくれそうだな」と思ってもらえそうな気がします。
②喋ったことがある、会ったことがあるのが1番好き
ここまでSNSのやり取りの話をしていましたが、やっぱりできるだけリアルな関わりが好きです。「喋ったことがある」「会ったことがある」そういう関係性の人を増やしたいなと思っていました。
▼オフラインイベントのみずのけいすけさんのnote勉強会は年3回も行きました。
また、Xには「スペース」というライブ音声配信機能があるので活用するとよいつながりが生まれる気がします。
▼雑談スペース「喫茶せと」
③書いてる表情、感情、喜怒哀楽を載せる
なんか、ストレートな感情表現って書かないことが多いんですよね。でも、共感してもらうには「うれしい」「かなしい」「ぴえん」とか感情表現をそのまま書いた方がいいです。
④写真は、自分で体を動かした証があるといい
写真も、一眼のカメラのめっちゃ綺麗なやつじゃなくていいと思っていて、リアル感というか、本当にそこにいる感が大事なんじゃないかなと思っています。
綺麗な写真が撮れるカメラも持っていますが、XではiPhoneで撮ったちょっと雑な写真を投稿することが多いです。
⑤参考にしたいアカウントを見つけてリストで管理
参考にしたい・好きなテイストのアカウントを見つけたら、好きなアカウントだけが表示されるリストを作るといいです。
ちなみに上に表示されているのは、ぼくがいつも参考にしているスープストックトーキョーのつじたさんです。
⑥反響の多かったポストをブックマークで管理
反響の多さについては、リポストの数・表示回数ではなく、いいねの数・コメントの数で見ていました。バズを起こせたら苦労ないんですが、なかなかむずかしいので、みんなが自分の投稿にリアクションをしてくれたかどうかという視点で反響の有無をチェックしていました。
で、それをブックマークで管理します。自分のポストを分類しながらブックマークに追加していきます。
これをやると、後から振り返りやすくなるのでおすすめです。(もしかしたら有料機能?)
⑦たまに熱いポストをする
たまにでいいので、情熱が伝わるようなポストをかまします。
⑧客観的な意見は全部取り入れる
と、ここまでのことを全部一人で考えてやってきたわけじゃありません。
「パーソナル編集者」のサービスのもと、みずのけいすけさんと、ライター・いしかわゆきさんに、客観的なアドバイスをもらって運用していました。たぶん、二人に言われたことは一通り全部やったと思います。
自分ひとりで考えてやると、読みやすさだったり、自分らしさだったり、よくわからないものです。ぼくは「自分のことは他人の方がよく分かる」と思っていて、ふだんから客観的な意見をかなり大切に取り入れるようしています。
まとめ
偉そうに書いてますが、SNSに知り合いゼロみたいな状態からでも、地道にコツコツやっていくと1000フォロワーは不可能な数字ではないように感じます。
あと、すごくいい繋がりが生まれたので、とても大切な、かけがえのない出会いに恵まれたアカウントになったなあと思いますね。
このアカウントの前は、頻繁にアカウント消したりしてましたが、このアカウントは大切に続けていきたいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!