■寒の夜に牡蛎鍋つつきて嬉々とするおひとりさまの哀切の卓
【こころの処方箋 ココトバブレンド】
■寒の夜に牡蛎鍋つつきて嬉々とする
おひとりさまの哀切の卓
だんだんと寒くなり、
とりわけ、ひとり身の身体には寒さが堪えます。
とりえと云えば、
まあ、自由気ままに暮らして
行けることでしょうか・・・・・・・。
寒の夜ともなれば、
やはり、温かい鍋料理が
食べたくなってきます。
しかも、今が旬の牡蠣が美味ですね。
最近ではスーパーで、
おひとりさま用の
牡蠣鍋セットなるものがあり重宝しています。
牡蠣だけではなく、キムチ鍋、
寄せ鍋、そしてすき焼きと種類は豊富。
カセットコンロに火をつけて、
ぐつぐつと鍋の湯が立ち上る、
牡蠣が鍋の中で踊る・・・・
これぞ、至福のとき。
しかし、鍋の湯気の向こうには
人の気配がない・・・・・・・。
何とも寂寥感を感じてしまう。
ただ、おひとりさまの食卓には
ポインセチアの赤と緑の
葉だけが揺れている・・・・・・・。
せき せつお
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?