あたりまえ という奇跡
豊かさの継承
日本ではあまり知られていませんが、
東洋医学の鍼灸治療のひとつに鍼麻酔という分野があります。
メリットとしては投薬をしないため、副作用なく意識を保ったまま痛みを緩和できるため
外科手術時のほか末期ガンの方や出産時など、あまり薬剤を使用できない方に有用で
以前に延命措置をのぞまない終末医療を受けている方のケアーをする機会が何度かありました。
基本的に医療施設でなくご家庭でご家族と生活している方が多かったのですが、
どの方も共通してたのが、向上心があり人間的にも豊かでとても魅力的だったことです。
じつは同じような体験を最初にしたのは学生時代に母親が病で亡くなった時でした。
病院に入らず過ごした病症末期の2年ほどは体力は消耗していたものの
座禅の世界に入り21年間親子として共に過ごしたなかで母が一番輝いていた時でもありました。
そんな晩年の親と過ごす時間は、これまでの人生で一番密度が濃くも
ゆっくりとした時間の流れだったと思います。
よく「時間は命」で、成功者がもっとも大切にしていることと語られてますが、
不必要なものが極限まで断捨離され、価値の序列上位のみに生きるとき、
時間はその歩みを緩めて、それが成し遂げられるよう見守ってくれる様にも感じます。
そして終焉を迎える方が最も大切にしているのがご家族との深い絆であり、
物やお金でない人が本来もっている日々あたりまえの安らぎと豊かさであったと思います。
終末期の家族を持つ家庭は普通に生活するだけでも確かに大変な面もありますが、
「家庭は家族みんなで作りあげていくもの」
終末期の人にしか分からない、気づきや人としての豊かさの本質が
ともに過ごした家族にも伝わり幸福に導くとも思います。
それが昔から家庭というコミュニティーを通じて子孫へ継承されてきた
宝でもあったようにも思います。
人それぞれに志事や人生の目的は違うと思いますが、
健康・家庭・時間というお金にかえがたい豊かさを
誕生から終焉まで全ての人生の時を通じて享受しつつ後世へ伝えることが、
「幸せ」がつく経済的自由人になるためにも最も大切なところであると同時に、
人生最大の成功ではないかと改めて感じます。
現在自粛生活のなかでご家庭で過ごされている方も多いかと思いますが、
みなさんとみなさんのご家族がより豊かで健やかな時をともに過ごせますように(^^♪
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今後もみなさんのお役に立ちそうなテーマについて
ボディーワーカーの観点から少しずつ投稿できればと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします🤲
おーちゃん(^^♪
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