韓ドラアドベントカレンダー 7
私が韓国ドラマを本格的に見るようになって以後10年の間には、愛の不時着以前にも、「トッケビ」のように韓ドラ○次ブームとまではいかないけれど一般まで「どうやらすごいことになっているドラマがある」と圧倒的視聴率やその噂が流れてくることが時々ありました。
この作品もその一つです。脚本は、「シークレット・ガーデン」「紳士の品格」「トッケビ」のキム・ウンスク。
太陽の末裔
いくつもの名作を生み出している作家による、美人医師と、特殊部隊に所属する軍人のラブストーリーであるこのドラマ。
容姿端麗かつ頭脳明晰という設定はドラマの主人公という特別な人種に与えられたものとわかっていても、頭の回転が早く口も達者な二人の、こんなロマンチックかつ、丁々発止のセリフの応酬ってある!? というやりとりは何度見ても、もう一回! となってしまいます。
一つ一つの会話のシーンでも、果たしてどこからそのオチと伏線を書いているんだろう、きっと最初から思いついてスラスラと書いてしまうんだろうな、と感嘆しながら見ていました。
主役の二人以外にもキャラクターとドラマがしっかり書き込まれているので、安心して身を任せられるドラマです。
ただ、個人的にはこのドラマの魅力の多くを担っていたのは音楽だと思っています。韓国ドラマのOSTはどれももちろん良いのですが、どちらかというと似通ってしまうことが多い中、このドラマは、いつまでも記憶に残る歌声、今! というところで感情をきちんと乗せてリードしてくれるメロディが流れ、気づくと美しい景色の中に連れていってくれています。
自分の仕事を詳しく話せない、という軍人の設定は少し「愛の不時着」を思い出させるところもあり、何より人も景色も写っているもの全てが美しいという点でも見て損はないドラマだと思います。
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