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「書く」ことの醍醐味を知る
「どうして書きたいのか」
そう問われてすぐに答えが出てきますか?
Twitter、note、ブログ、日記などなど、文章を書くツールは色々ある今の時代、そこで文章を書いているのはどうしてだろう?
あらためて考えてみたら、次のような答えがでてきました。
自分の思いや考えを文字にするときには気負わなくて良いから。
わたしは人と会話をするとき、うまく喋らなくちゃと焦ってしまい、結果、自分でも何を言っているのか分からない、「で?」と相手に突っ込まれそうな会話になることが多々ありますw
アラフィフ世代になって少しは人生経験を積んだことで、そんなに良い格好しなくてもいいんだと割り切れるようにはなりましたが、若い頃はそこそこ真剣に悩んだりしました。
自分ってなんてつまらない人間なんだろうって・・・
それが最近、SNSを使って自分が考えたことや感じたことを文章にしてみたら、思いのほか楽しいことに気づいたのです。
しかも自分の中にある思いを文字にする作業は、じっくり時間をかけてできるので、焦る必要はない。
「その思いってこんな言葉で表現すれば良い?」
そんな風にして、自分と会話しながら文章にすることができるのです。
だからわたしは、文章を書きたいのかも知れないなと、そんな答えにたどり着きました。
「書く」ことの醍醐味に気づかせてくれた時間とは
実は冒頭に述べた「どうして書きたいのか」といった質問は、ライターの一田憲子さんが主催するプレライター塾での問いかけでした。
一田さんから問いかけられたことで、改めて「書く」ことについて考える時間が持てたのです。
さらに、講座を受けていて感じたことがあります。
それは、「これまで自分の書いた文章を雑に扱ってきたなぁ」ということです。これまでは、起きた事実を書く→それについて自分が感じたことを書く。それで終わっていました。
だけどそれでは読んでくれた人にとっては、どうでもいい情報になってしまう。一個人が体験して感じたことが文字化されたって読者にとっては、ただの文字の羅列でしかないのです。
読者に自分ごととして読んでもらうには
では、どうしたら書き手である私が体験した事実に対し、感じたことを、読者に共感してもらえる文章になるのか?
そのためには、事実を「分解してみる」ということです。
どういうことかというと、見たり聞いたり体験した事実について自分が感じたことを「どうしてそう思ったの?」と分解してみるのです。
その分解作業で必要になってくるのが、「自分の引き出し」だと、一田憲子さんは私たちに語って下さいました。
自分の引き出しが多ければ多いほど、自分の体験をより深く分解することができて、結果、読者の「わかる、わかる!」をつかむことができる。
そして、その引き出しの数を増やすためには、沢山の本を読み、人の話を聞くことが有効。なぜなら自分の体験だけでは限りがあるからです。
一番心に響いたこと
このプレライター塾で、一田憲子さんが仰っていた言葉がとても心に響き、そして元気がでました。
歳を重ねるほど、良い文章が書けるようになる
なぜなら、色々な経験があるほど、引き出しの数が増えるので、自分の体験をより深く分解することができ、結果、読者に寄り添う文章が書けるから。
歳を取るって悪いことばかりじゃないです。
いま45歳の人には45年分の経験が、55歳の人には55年分の色々な経験が必ずあって、それは都心に住んでいようが、不便な田舎に住んでいようが、仕事大好きな人も、特技なんて何もないって思い込んでいる人にも、1日が24時間という人類共通の条件と同じくらい、当たり前の事なんですよね。
そして、そういった人たちから作られた文章は、どれ一つを取ってみても同じものなんてあるはずのない、その人オリジナルの文章になる。
そうやって考えたら、「わたしの書いたことなんて誰のためになるんだろう?」なんてことはないことに気づけます。
もうひとつ、一田さんのお話しの中で、やっぱりそうかと気の引き締まる言葉がありました。
書けば書くほど文章はうまくなる。
やっぱりそうですよね。反省、反省^_^;
このプレライター塾、一田さんのゆっくりとしたお話しのスピードで、優しいお人柄が画面越しに伝わってくるほどの、なごやかな雰囲気で、しかも中身の濃い有意義な2時間でした。ホントにあっという間だったなぁ。
とにもかくにも、書かなきゃうまくならない文章。
いつか、わたしの文章を読んでくれた人が、心に残るような文章をお届けできるようになりますように。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。