
絆創膏1枚でコリ改善! 10万症例の経験と研究から生まれた山内流メソッド【レビュー】『絆創膏を貼るだけ整体』
年齢を重ねるごとに感じるコリや痛み。
整体に行ってもまた別の箇所に症状が出てきて通うのがやめられない。
スマホを見たり、パソコンしたりする時間を減らせばいいんだけれど、それがなかなかできない。
ところが、整体に行かなくても自宅にいながら、自分で、自分をケアできるとしたらどうでしょう。しかもたった1枚の絆創膏で…。
今回ご紹介するのは、発売後、わずか3週間で重版を決定した書籍『絆創膏を貼るだけ整体』です。
著者は、整体サロンを開業し、YouTubeチャンネル『腰痛・肩こり駆け込み寺』を運営している、理学療法士の山内義弘さんです。
どんな人が書いたどんな本?
『絆創膏を貼るだけ整体』
著者:山内義弘
出版社:KADOKAWA
山内さんは、YouTubeにて痛みの改善についての健康情報を配信。チャンネル登録者数はなんと90万人を超え(2024.11月現在)、総視聴回数は約1億回だそう。その数字からもコリや痛みに悩む多くの人から信頼されている方だというのがわかります。
そして、20年以上の治療経験と10万症例以上の患者さんを見てきた経験と研究により、独自開発したのが「山内流メソッド」なのです。
痛みや運動麻痺などの機能障害を解剖学や運動生理学をもとに科学的に捉え、①関節の感覚認知②筋肉の動き③神経の伝達(随意運動)がスムースに行われるようにアプローチする手技法
「山内流メソッド」の大きな特徴は、絆創膏1枚で効果を出せるセルフ整体であるということです。
もともと行ったていた山内さんの施術では、皮膚をわずかに伸縮することにより、関節や筋肉の中にある感覚センサーを刺激して正常な機能を獲得するものなのだそう。
そんなリアル施術と同じ効果を出せるセルフ整体はないだろうか?
そう考えた山内さんが試行錯誤を重ねた結果、「絆創膏を貼るだけ整体」が生まれたのでした。
こんな人におすすめ
✅️コリや痛みを感じることが増えた
✅️お金をかけずに体の不調を解決したい
✅️面倒くさがり屋
この本の特徴
・痛みの原因にたどり着けるチャート付き
・イラストと動画で解説
・美容 & ダイエットにも使える
なぜ絆創膏が効くのか
ところで、なぜ絆創膏1枚で効果が出るの? と思いませんでしたか?
先ほど、山内さんのリアル施術の内容についてお伝えしましたが、本書の内容に入る前に、なぜ絆創膏1枚で効果が出るのか、改めてお伝えしておきましょう。
絆創膏のわずかな引っ張りが関節や筋肉の中にある感覚センサーを刺激して筋肉を活性化させ、体をスムーズに動かし痛みを軽減させてくれるのです。
”感覚センサー”、聞き慣れない言葉ですが、どうやらこのセンサーがキモになりそうです。
感覚センサーとは
そもそも人が動くことができるのは、次の3つの機能がうまく働いているからです。
「関節」
「筋肉」
「神経」
そしてこれら3つがうまく働くために必要なのが、関節を覆っている関節包という膜であり、その膜の中にはセンサーが埋め込められています。
そのセンサーには「位置センサー」「加速度センサー」「牽引センサー」という3つの大きな役割があります。
それらのセンサーがうまく働かないと、脳が正しい関節の位置やスピードの情報をキャッチできず、それを無視した筋肉の命令を出して痛みを引き起こすそうなのです。
ではなぜ、センサーの働きが悪くなるのでしょうか?
センサーの働きが悪くなる4つの原因
感覚センサーの働きが悪くなると、「関節」「筋肉」「神経」が良好に機能しなくなり、それがコリや痛みにつながることが分かりました。
ではなぜ、センサーの働きが悪くなるのでしょうか。それには4つの原因があるそうなのです。
①「不動」
座りっぱなし、立ちっぱなしで同じ姿勢を継続していると、センサーの働きが起きない状況になるためです。
②「怪我」
怪我や痛みで動きを回避した期間があることで、センサーが働かなくなってしまいます。
③「負荷」
重いものを持ったりして想定以上の負荷が関節にかかると、先ほど説明した関節の袋(関節包)に傷がつき、センサーの情報は乱れてしまいます。
④「使いすぎ」
関節を繰り返し同じ運動をすることで、情報がうまく伝わらなくなってしまいます。
どうでしょう?
思い当たるものが1つはあるのではないでしょうか。
センサーを正常にする山内流メソッド
センサーの働きを悪くする原因が分かったところで、ではどうしたら正常に働かせることができるのか、知りたいところです。
そこで登場するのが、著者が開発した山内流メソッドによるアプローチです。
関節には正しく動くための動きやすい方向があるのです。
そして皮膚と連動しているセンサーを、皮膚を動かすことで皮膚や脂肪の下にあるセンサーや関節筋肉にまで刺激を与えることが必要になってきます。
それを絆創膏1枚の少しの引っ張りで、センサーや筋肉を活性化させ、体をスムーズに動かすことで痛みが軽減できる。それが山内流メソッドなのです。
おわりに
山内さんがYouTubeを通して、「本当の健康を発信したい」と活動しているのには2つの大きな理由があります。
・自身の健康は自身で守る世界を作りたい
・この世界から不要な薬や手術をなくしたい
この山内さんの思いから生まれたのが「絆創膏整体」なのです。
なお、絆創膏の選び方や貼り方などには注意事項があります。本書をよく読み、参照されているQR コードから動画を確認しながら正しく貼って、痛みのない生活を取り戻しましょう。
**************
こちらの書籍は、広報を担当されている、株式会社えびラーメンとチョコレートモンブランが食べたい様よりご恵贈いただきました。誠にありがとうございます。
**************