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Sアパートメントの記

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2020年10月の記事一覧

2020.10.4

晴れ。

スマホで、しょうもないキャプテン翼のゲームをひたすらやる。三杉君がチームに加入してからやめられなくなってしまった。

読書はロバート・A・ハインライン『月は無慈悲な夜の女王』とフィッツジェラルド『グレート・ギャッツビー』を並行して。『グレート・ギャッツビー』は実は読んだことがなかった。
極力、スマホに伸びる手を本のほうに向けたいのだけど、いかんせん三杉君が。

2020.10.5

晴れ。
夕食食って寝落ち。深夜に起きて「エクストリームジョブ」という韓国映画を観る。
気楽で下らなくて面白かった。眉間にシワを寄せている場合かね。

2020.10.6

晴れ。
書き物仕事。いよいよ大詰め。
CBCラジオ「むかいの喋り方」にてパンサー・向井さんが僕の「アナタが綴る世界」をかけてくださった。
この歌が入ったCDはすでに完売し、廃盤になっているが、詞をピース・又吉さん、僕が曲をつけて歌っている。曲をかける前の向井さんの話すエピソードがすごく良くて、そのエピソードに少しでも歌が寄り添えたとしたら嬉しい。改めてこの歌が好きになった。
「ピーナッツバターファ

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2020.10.7

雨。
うしろシティの星のギガボディを聴きながら、筋トレをしていたら、プランクをやっている最中に金子さんがプランクの話をしたので、誰も悪くないのだが、とても恥ずかしかった。
いよいよ超大詰め。本当にもう少ししたらお伝えできるだろう。

2020.10.8

雨か?

天気が悪く、低浮上。

マッカラーズ「心は孤独な狩人」(新潮文庫)を読み始める。

2020.10.9

雨。

「ジョジョ・ラビット」を観る。希望だった。

2020.10.10

晴れ。

「スウィング・キッズ」哀しくも良い映画だった。

今更かもしれないが、ラジオを聴き始める。僕のようなサブカル気質からいけばラジオは必ず通ってしかるべきカルチャーだったはずなのだが、ほとんど全く通ってこなかったのは、実家の周りが山で電波が入りづらかったからだろう。

2020.10.11

晴れ。

家にいた。
こないだ買った太田靖久「ののの」を読み始めたら、面白くて止まらなくなった。飄々として、捉えどころがないのに、心に残るようなことばもある不思議な小説だった。まだ表題作しか読んでいないので、あと二編残っているのが嬉しい。
並行してマッカラーズ「心は孤独な狩人」を読む。最近でた新訳は分からないが、僕が読んでいるのは、新潮文庫版の昔の訳なので、黒人に対する差別的なところも多分にあり、

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2020.10.12

晴れ。
夏葉社・島田さんの特集が載ったAERAを買う。島田さんの死んだ親友の「あなたはもっとテキトーで俗物的な面もあるんだから、それをちゃんと出したほうがいい」ということばが滲みた。自分もそうだから。この親友は荒川さんという人で、島田さんの本にたまに出てくる。生きていたら会ってみたかった。
若林正恭「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」の文庫本が発売していたので、一緒に買う。単行本はスルーし

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2020.10.13

晴れ。
作業マジ大詰め。マジ山場。感慨深い。
皆さんはもうしばしお待ちください。

引き続き、若林正恭「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」読む。
マッカラーズとのののも並行して読む。

2020.10.14

晴れ。
連絡をいただき、久しぶりに作家の増山実さんと飲む。
数年前、残念ながら閉店してしまったバー・ディランIIのバーテンダー・佐々木さんが新しく働いているバーに連れていってもらった。僅かな時間だったが、楽しかった。
ほろ酔いの帰り道は真心ブラザーズかクリープハイプだ。足どり軽く、京都の街を歩く。
そうだ。こういう夜を何度も過ごして、僕は生きてきた。歌を歌ってきた。