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2020年10月の記事一覧
2020.10.10
晴れ。
「スウィング・キッズ」哀しくも良い映画だった。
今更かもしれないが、ラジオを聴き始める。僕のようなサブカル気質からいけばラジオは必ず通ってしかるべきカルチャーだったはずなのだが、ほとんど全く通ってこなかったのは、実家の周りが山で電波が入りづらかったからだろう。
2020.10.11
晴れ。
家にいた。
こないだ買った太田靖久「ののの」を読み始めたら、面白くて止まらなくなった。飄々として、捉えどころがないのに、心に残るようなことばもある不思議な小説だった。まだ表題作しか読んでいないので、あと二編残っているのが嬉しい。
並行してマッカラーズ「心は孤独な狩人」を読む。最近でた新訳は分からないが、僕が読んでいるのは、新潮文庫版の昔の訳なので、黒人に対する差別的なところも多分にあり、
2020.10.12
晴れ。
夏葉社・島田さんの特集が載ったAERAを買う。島田さんの死んだ親友の「あなたはもっとテキトーで俗物的な面もあるんだから、それをちゃんと出したほうがいい」ということばが滲みた。自分もそうだから。この親友は荒川さんという人で、島田さんの本にたまに出てくる。生きていたら会ってみたかった。
若林正恭「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」の文庫本が発売していたので、一緒に買う。単行本はスルーし
2020.10.13
晴れ。
作業マジ大詰め。マジ山場。感慨深い。
皆さんはもうしばしお待ちください。
引き続き、若林正恭「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」読む。
マッカラーズとのののも並行して読む。
2020.10.14
晴れ。
連絡をいただき、久しぶりに作家の増山実さんと飲む。
数年前、残念ながら閉店してしまったバー・ディランIIのバーテンダー・佐々木さんが新しく働いているバーに連れていってもらった。僅かな時間だったが、楽しかった。
ほろ酔いの帰り道は真心ブラザーズかクリープハイプだ。足どり軽く、京都の街を歩く。
そうだ。こういう夜を何度も過ごして、僕は生きてきた。歌を歌ってきた。