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思い出深い街で

今日は面接があり、神田某所へ行っていました。今回の目的地は、17年前に上京して最初に入った編集プロダクションからほんの数十メートルのところでした。

行くときは心の余裕がありませんでしたが、面接を終えて外に出ると、道路から見える風景がとても懐かしく感じられました。このプロダクションを離れてからも取材などで神田界隈を訪れることは時々ああったものの、こんな近くまで行ったのはいつ以来かわかりません。転職してからの10年間で皆無ではないと思いますが。

それから1分も経たないうちに、7年間通ったオフィスのすぐ下を通りました。見上げると、窓際の席の人が少し頭を動かしたのがちらりと見えました。私がいた頃と変わらず、今も不夜城なのでしょうか。

立ち寄ってみたい気もしましたが、知っている人がいるとは限りません。私を知らない若手社員たちの邪魔をするのも良くないので、今回はパスすることにしました。

かつて毎日通った道を歩いて、神田駅に向かいます。この道はまた、毎日通う道になるのでしょうか。もしそうなれば、お世話になった方々に成長した姿を見せたり、仲が良かった人と食事に行ったりできます。それは、人としてたいへん幸せなことでしょう。

とはいえ、採用枠は1で候補は5人くらいいるらしいので、確率的にはかなり厳しそうです。感慨に浸るのは程々にして、冷静に結果を待つべきかもしれません。


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