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こんなルールがあったとは! ~驚愕の徳島三麻~

私は大学時代から20年以上にわたって麻雀を趣味としていますが、最近になって極めて個性的なローカルルールが存在することを知りました。それが本稿で紹介する徳島三麻です。

ネットで調べたところ、当然ながら徳島の人々が皆同じルールで三人麻雀を打っているわけではなく、微妙な違いはあるようです。ただ、以下の内容は概ね共通していました。

1) 15000点持ちの20000返し

三人麻雀でそんな持ち点だとあっという間に誰かが箱割れしてしまう!と普通の人は思うでしょう。私もそうでした。しかし、打点も低いのでそう簡単には終わりません。詳細は煩雑なので割愛しますが、通常の麻雀の半分以下です。例えば親の6翻は6000点で、ツモ損なのでツモだと2000オールにしかならないのです。

2) 一萬と九萬は1枚につき1000点増し

徳島三麻の特殊ルールはこれに尽きます。すると萬子がドラよりも強力な牌になります。例えばツモのみの1翻だと親なら200オール、子だと100/200にしかならないのに、一萬か九萬が暗刻だとそれぞれ3200オール、3100/3200です。つまり跳満以上の打点になってしまうわけです。

ところが、三人麻雀において一萬と九萬は非常に使いづらい牌です。価値が高いからといって持っていても、1枚だけではまったく役に立ちません(国士無双でも1枚ずつ計2枚必要)。かといって序盤で切ってポンされると、役牌を絞るなどのケアが必要になります。いつまで重なるのを待つのか、どのタイミングで見切るのか。それが勝負のポイントになるのは間違いありません。

私個人の印象としては、赤五のような比較的使いやすい牌に特典がつくより使いにくい牌の価値が高い方が、ゲームとして奥が深いような気がします。もっとも、そう感じるのは初めて打ったときの2半荘で萬子が面白いように重なったからかもしれません。

また打ってみたいと思いますが、果たして機会はあるでしょうか。


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