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正攻法ではどうにもならないので、違う手を考える
「いやいや、条件は満たしてるやろ」
思わずツッコミを入れたのは数日前のことです。人材紹介会社から届いたメールには、以下のような記載がありました。
ご登録データを拝見させて頂き、確認をいたしましたが残念ながら求人企業の求める要件とはマッチング出来ませんでした。我々の力でサポートさせて頂くのは難しく、今回のご紹介は見合わせて頂きたく、ご連絡を差し上げます。
応募資格を読み直したところ、条件は以下の3点でした。
・1年以上のコピーライターまたはライターとしての業務経験
・紙媒体での制作経験
・ライティング〜入稿まで携わった経験
どう考えてもすべて満たしています。それなのに「紹介したけれどダメでした」ではなく「紹介できません」というのは、仕方ないとはいえ納得はできません。例えば40歳以上はNGとか、公開していない要件があるのでしょうが、それを明かさずに期待だけさせるのは卑怯なように思います。
「ちょっともう正攻法だとしんどいんかな」
これが今の正直な実感です。取材ライターの求人自体が少ないうえに、ほとんどは書類選考で落とされます。チャンスらしいチャンスは年に数回しかありません。
そんな状況で参加したライター研究所の新年会で、興味深い話がありました。私と世代の近いライターで、近いうちに独立しようとしている方がいらっしゃったのです。
「ってことは、ポジション空くやん!」
会が終わった後で私は気づきました。この方は関西勤務だったので自分が後任になるのは現実的ではありませんが、首都圏でも似たようなことはあるはずです。そういえば、昨年いいところまで進んだ会社の社長も、40代の編集ライターが独立したいと言っているので代わりの人材を探していると言っていました。
こうした情報をキャッチするためには、できるだけ顔を広くしておくことが大切でしょう。ゆえに、引き続き人脈の構築に力を入れていく所存です。