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アフターコロナ、転職市場では誰が求められ、誰が不要なのか。

こんにちは、セッションの谷口です。
今回はアフターコロナにおける必要とされる人材、必要とされない人材や、
企業選びのコツや根拠、働き方に関してざっくり書かせて下さい。
どうぞお付き合いくださいっ

こんな人にオススメ
・年収・スキルを上げるキャリアアップ転職をしたい人
・異業界・異業種の転職をする人
・絶対に転職を失敗できない人
・20代でなんとなく転職を考えてる人

1. そもそもコロナで大混乱な今、転職市場はどうなっているのか

2020年現在の転職市場は確かにまだ売り手市場と言ってもいいでしょう。
マイナビさんが2020年10月に中途採用業務を担当し、募集活動をしており、採用費用の管理・運用に携わっている人事担当者1910人を対象にアンケート調査した結果、今後の中途採用意向は、「積極的になる」が計23.3%、「以前と変わらない」が39.1%という結果がでました。

計62.4%が、採用意欲は高まる、もしくは継続、と発表しており、緊急事態宣言後の正社員の過不足感は、「不足している」が計48.5%、「余剰感を感じる」が計25.3%で、人手不足感は続いているという結果が出ています。
*引用はコチラ

ただ、私が言いたいのは、労働者全員が売り手市場の対象なわけではなく、有能な人材だけが買い手が求める対象になっています。

では、有能な人材とはどんな人でしょうか。
・自らビジネスを考案できてお金を生み出せるビジネスマン
・高度な技術を持つ技術者
・専門知識を持つ士業従事者
・その人にしか無いセンスを活かすクリエイター
・人々をうまく動かすことができるリーダー(管理者)


もしくは少し難易度を下げて

・常に物事に疑問を持ちながら、改善を繰り返す人が得意な人
・人よりも効率よく業務をこなせる人
・調和性を重んじ、ポジティブな環境を作ることが得意な人
・常に有益な情報を発信し続ける人
・圧倒的な達成意欲があり、指示に対して120%~200%のアウトプットを発揮できる人


などですかね?
転職の面接の現場で見られるのはスキル(経験/実績/コミュニケーションなど)、人(人脈など)、環境(その人がいた環境は成長産業だったのかなど)です。

スキル/人脈はなかなか一喜一憂で変えることはできませんが、環境を変えることによって、スキルも人脈もついてきます。

特に最近求人数が多いのは、コンサル業界と金融業界、職種としてはコンサル/営業/エンジニアです。

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引用:『中途採用実態調査(2020年)』2020年10月 株式会社マイナビ 社長室 HRリサーチ部

いわゆる高度なビジネスセンスと知識・スキルが必要な人材が求められています。逆にいうと高度なビジネスセンスが無い人は求められていない。必要ではない世の中になってきます。
なぜなら人間よりも正確で賢いAIちゃんやIoT君やスマートドライブ様がやってくれるからです。
いわゆる一般職・ドライバーなど単純作業や体さえあれば誰でもできる仕事に月額20万~30万円の固定費を払うわけにはいかなくなってくるんですね。

一般職の方々を100名解雇すれば、給与・社会保険料・教育費・雑費含め、年間だいたい6億くらいの経費が浮くわけですね。(その分システム投資をするわけですが)

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転職は理論上何回もできますが、社会的には何回もできません。
1回の転職で今後の人生が確実に変わります。
高給取りになる、
ブランド力のある会社に行く、
チャレンジングな会社に行く
それが正解とは限りませんが、少なくともなんとなく転職したり、今後廃れていく業界や必要とされなくなる職種に就くことはあまりオススメできません。

どうせならハッピーな未来のために転職したほうがよくないですか?

参考)AIによってなくなる可能性がある仕事・職業13選

2. 無知は損であり、指数関数的にその損を被る

どうしてこんなに熱く転職を甘く見るなと言っているかと言うと、
最初の判断を誤ると指数関数的に影響が出てくるからです。
例えば、収入の大きさで以下A・Bさんのキャリアを比較します。

<Aさんの場合>
大手メーカー(営業)→物流コンサル会社(コンサルタント)→大手メーカー(ロジスティクスマネージャー)→外資系物流会社(ディレクター)

<Bさんの場合>
大手メーカー(営業)→大手印刷会社(営業)→中小広告会社(営業)

一目瞭然でAさんのほうが稼いでいる可能性が高いですね。
Bさんの場合は二社目で先行きが比較的暗い業界に入ってしまいました。
先行きが暗い業界に身を置くと、何が起きるか。

投資家は先行きの暗い業界に投資をしません。
先行きが暗いということは市場のニーズがなくなってきています。
ニーズが無いということは市場からお金が集まりにくくなります。
その結果、給料が安くなります。
優秀なマネジメント層や経営企画やエンジニアやトップ営業マンたちから辞めていきます。
優秀な層がいなくなるとノウハウが外へ流出します。
そこに身を置いている社員の成長が鈍化し、ビジネスマンとしての価値が下がります。
さらに業績が落ちて社員のモチベーションが下がります。
この繰り返しです。

よく考えてみるとイケてない業界に身を置くのがやばいことがわかります。
逆にイケてる業界に身を置くと何が起きるか。

市場が伸びているところに投資家はお金を放り込みます。
資金が潤沢になると他社から優秀な人を引っこ抜けます。
ニーズが有るところに優秀な人を雇うと売上が伸びます。
売上が伸びると投資家は更に投資をします。
サービスにも人にも投資を惜しみなくします。
ブランド価値も上がり、競合も出てくるので競争心が芽生えます。
優秀なマネジメントから他社で身につけた高度なスキルが学べます。
社員はがんばります。
がんばった分だけお金が入ります。
この繰り返しですね。

なので、ちょっとしたキャリアの選択の間違いで、取り返しがつかなくなります。
それは自分がしっかり考えなかったから。
知らなかったから。
知っていれば防げることがたくさんあります。
どうか、よく考えて転職活動を行って下さい。

3. ワークライフバランスではなく、ワークアズライフへのパラダイムシフト

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今後人生100年時代を生き抜く中で、落合陽一さんもおっしゃっていた通り、ワークライフバランスではなく、ワークアズライフへパラダイムシフトしてくるのではないかと思います。

<ワークライフバランス>
仕事をしている時間と仕事以外の時間を区別し、それぞれ充実を実現することで、よい人生を築けるという考え方です。

<ワークアズライフ>
仕事とプライベートの区別をつけることなく、起きている時間のすべてが仕事であり、仕事が趣味であるという考え方です。
引用:ワークアズライフとは?|メリット4つと実践する方法3つ


ワークアズライフのメリットは
・毎日満員電車に揺られてオフィスに行かなくても良い
・いつでも好きな時間に好きなだけ仕事をしていれば良い
・プライベートも裁量によって充実できる
・副業がしやすい

会社の縛りがゆるくなり、人として自由に仕事をすることができるメリットが大きくあります。今のコロナで在宅ワークをやっているようなイメージでしょうか。

その中でも自分に弱い人はサボるし、結果も出ませんので、
コロナ禍での在宅ワークはワークアズライフになっていく今後の世の中の予行練習とも言えるかもしれませんね。
今後働き方は、コロナを機に間違いなく変わっていくでしょう。

また、キャリアと同じく酒場で盛り上がるネタとしては結婚だと思います。
(*筆者谷口は全くお酒をたしなめませんが…w)
今は男女平等が厳しく見られている世の中で、必ずしも結婚が正義とは限らなくなってきました。
離婚も悪とされない世の中になってきました。
一般的に、離婚した時に男性であれば、身の回りのことを自分でできる必要がありますし、女性も金銭的に夫に頼る訳にもいかなくなってきました。

余談ですが、私の両親は大手総合商社で働いており、出産を期に母は20年以上私たち兄弟と父の為に専業主婦でした。
離婚を期に自分の力で生きていかなければならなくなった母は50代で死にものぐるいで勉強して金融機関に営業職として入社し、ある程度ビジネスを理解した後に、独立して今はフリーで働いています。

母はまれに見る50代で輝いている女性だと思います。
でも、彼女がもしも若い時にもう少し専門性のある仕事をしていたら、
家でもできる仕事や資格の勉強をしていたら、
あんなに苦労しなくて済んだのではないでしょうか。

キレイだけども残酷な結婚という契約は簡単に破棄できる世の中になりつつあります。

誰かに依存するのではなく、企業というブランドにすがるのではなく、
今後は"個"に目を向けられる時代になってきます。

今やっている仕事は、将来の自分のキャリアにプラスになるのか?
本当に必要とされる仕事なのか?
本当にその道を極めたいのか?
結婚したらキャリアは試合終了なのか?


今一度求められる(=価値の高い)社会人になるべく、今後のキャリアを見直してみてはいかがでしょうか。

みなさんが納得感のある輝かしいキャリアを歩めますように。

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