異業種の中途面接に落ちまくった男の末路から学ぶ面接対策5つの秘訣
こんにちは!セッションの風巻です。
僕達セッションは、社会人のためのOB/OG訪問マッチングサービスを運営してます。
今回は転職活動の中では避けては通れない面接対策について、(振り返っていてはずかしかったのですが😂)、私自身の失敗談からの学びを共有させていただきます。
1.ビジネスシーンでのやり取りとはちょっとちがう面接でのやり取り
面接というのは普段の業務の中でなかなかする機会もないですし、いざ面接するとなるとどのように進めたらいいのか思い出せず、ビジネスシーンでのやり取りの延長線上で話すだけだった私はお祈りメールの連続でした。。。
反省点としてはおおきく以下3点でした。。。
1.質問内容に対して端的に答えるのはいいが、質問の意図をくみ取らず、必要最低限の回答にとどまっていた。
2.現職での実績を転職先企業ではなじまない表現でアピールをしてしまっていた。
3.面接先企業の仕事内容を明確にイメージできていないまま自分の強みを話していたため、まったく面接官に刺さらなかった。
例えば「1.」についてですが、質問された内容に対して可能な限り簡潔に回答していましたが、中途の面接においてはある程度質問内容から、面接官の質問の意図をくみ取りながら回答をする必要があるということを痛感しました。
悪い例)
面接官:今回転職する理由をおしえてください。
自分:はい、現職では〇〇の営業担当をしておりますが、営業職としての市場価値を上げていくためには、○○業界ではなく、貴社のような成長産業の営業担当としてキャリアを築いていくことがもっとも有効的だと考えた為です。
良い例)
面接官:今回転職する理由をおしえてください。
自分:はい、現職では〇〇の営業担当をしておりますが、営業職としての市場価値を上げていくためには、○○業界ではなく、貴社のような成長産業の営業担当としてキャリアを築いていくことがもっとも有効的だと考えた為です。特に貴社は〇〇業界の中でも、業種関係なく提案が可能なプロダクトを開発しており、現職で培った「課題の特定と課題解決に向けてやりきる力」は貴社においても活かせるものだと考えており、現職から取り扱う商材は大きく変わりますが、即戦力として発揮できると思います。
ポイント:転職理由にとどまらず、自分の強みをちりばめ、会社が求めている人物像をきちんと調べており、且つ、それに該当している人材であることをアピールする。
「2.」、「3.」については、転職先企業が無形商材を取り扱うITやコンサル業界であった場合に、現職が有形商材を取り扱っている場合、「〇〇の販売実績が社内〇〇名中1位でした!」とアピールしても、面接官の立場からすれば、「うちと商材が違うので同じように営業できるのだろうか、、、」となってしまう可能性があります。
異業種向け面接では以下のように言い換える必要があると考えます。
悪い例)
面接官:あなたの強みは何ですか?
自分:目標達成までやりきる力です。現職では○○に所属し、○○の営業担当をしておりますが、本部内やグループ会社あわせて50名の営業マンの中で1位となることが出来ました。目標としていた1位を勝ち取るために、顧客との関係性構築が重要と考え、顧客からの連絡にはタイムリーにリアクションすることを徹底し、信頼を得ることができた結果、歴代の営業担当が今までできていなかった新規の販路を開拓することができ、自身の営業予算対比で120%を達成することができました。このように目標達成に向けて、やり切る力は御社でも活かせるものだと考えております。
良い例)
面接官:あなたの強みは何ですか?
自分:目標達成までやりきる力です。現職では○○に所属し、○○の営業担当をしておりますが、○○の市場環境が変わっている中、〇〇を効率よく販売する為には従来の販売チャネルだけでは販売数量をあげることはできないと考え、新しく■■向けに販売する必要があると仮説を立てました。■■向けで販売する為には、他チャネルとの差別化した商品でないと採用されない為、社内の商品開発チームや営業部長等を巻き込み、新しく■■向け商品を開発することにしました。結果、■■向けで始めは販促費用を投入しながらでしたが、販売開始から3か月後には軌道にのり、毎月▲▲▲千円/月の利益を生むチャネルを開拓することができ、自身の営業予算対比で120%を達成することができました。このように目標達成に向けて、何が課題であるか仮説を立て、どうアクションすべきかPDCAを回しながらやりきる力は御社でも活かせるものだと考えております。
ポイント:顧客との信頼関係がものを言う業界では通じるアピールかもしれませんが、特に無形商材では、きちんとソリューション営業ができることを訴求する必要があります。面接官が自社でも活躍してもらえそうなイメージをもってもらえるよう、ポータブルスキルがあることをアピールすること。
あとは、マインドとしてすべての質問に対し、「〇〇をアピールする」という気持ちで話をすることも重要だと思います。
中途採用の場合は、現職であなたが培ってきたものをベースに即戦力で活躍できる人材が欲しいというのが採用側の考えなので、会話の度にアピールチャンス到来!ぐらいの心構えがあったほうがいいと思います。
私自身、当時働いていた会社でビジネスで会話する上で教わっていたことが質問に対して端的に答えることでしたが、面接官によっては、「この回答をしたあとに、こんな質問がくるはずだから、そのときに〇〇のことを話そう!」と思っていても、期待していた質問をしてもらえないことがありました。。。😫笑
それだったら、はじめから自分の方から前のめりにアピールしていこうと決めてから上手く選考も進むようになりました。
2.面接時の心得
中途の面接とはズバリ、「会話形式のキャッチボール」を意識してお話しすることが重要だと考えてます!
そして面接官のタイプはざっくり大きく2つあると考えております。
①パッション系
②ロジカル系
もちろん人のタイプはもっと細かく分けられますが、面接の場においてこの2つのタイプだけは分けてコミュニケーションした方が通過率も良くなると実感してました。
この点を意識するだけでも、「この面接官はパッション系だから、このエピソード当時の心境を含めて話したほうが伝わりやすいかもな」、「この面接官はロジカル系だから事実と工夫したポイントを端的に話そう」と話し方に気をつけることができます。
今のご時世、オンラインで面接する機会も増えてくると思いますし、対面よりも伝え方が重要になってきます!
伝え方のポイントがわかれば、あとは会話を楽しむように自分のアピールの要素をちりばめながら話を展開していくことです!
3.対策さえすれば誰でもびしっと決まる面接が出来る
ある程度、職務経歴書を書いている中で自分の強みやアピールしたい経験を自分の中でもピックアップができると思います。
そして、質問される項目というのもある程度絞られてきます。私自身の転職活動の中で、コンサル、M&A、SaaS業界等の面接を累計30回程通してそれを実感しました。
必須質問対策リスト
「自己紹介と業務内容について簡単にお願いします」
「失敗体験とそこから得た学びについて教えてください」
「志望動機は何ですか」
「あなたの強み/弱みは何でしょうか」etc...
これらについては回答内容の準備を確実にしておくべきだと思います。
実際、何度も面接を繰り返す内に、これらの回答内容が徐々に磨かれていったことを覚えています。
このあたりで一番重要になってくるのは「なぜ転職をしたいか」です。思い切って会社を出ることはエネルギーのかかることです。現職でも活躍しているあなたがなぜ当社を志望しているのか、それを裏付けるストーリーでもって語ることが重要です。
すべては面接官に納得感を与えられるかどうかだと思います。
転職に至った経緯を一本の軸を通して語れることがベストです。(正直なところ私自身新卒での面接対策のとき、一本の軸を通すことの大切さを先輩から指導を受けていましたが、あまりよくわかっていませんでした💦)
幼少期、学生時代、新卒入社した会社での経験、そしてなぜ今転職を決意したのか。
今まで歩んできた道の中に決断の積み重ねがあってこそ今の自分があり、面接の場にたって新しい挑戦をしようとしている…
夢に満ち溢れた様子で思いのたけをぶつけてみましょう。
一番のポイントは、やはり軸を通すことだと思います。
参考)営業職としての市場価値を最大化させたい人の一本軸の例
【新卒面接時】: 他人におすすめしたものが採用されることがうれしく、得意であったので、営業職として活躍したい
【現状】 : 〇〇業界の営業担当をしているが、○○業界は市場全体的に衰退していくと予想されている
【理想】 : 中長期的に市場価値のある人材でありたい
【転職の経緯】: いままでに培った営業スキルを活用し、市場が成長している業界へ移り自分の市場価値を高めたい
【転職先候補】: ▲▲業界、◇◇業界の営業職
あとは、必須質問リストの対策です。各質問、30秒~1分間程度で話しきれるか、話をしているときの自分自身のジェスチャー、表情を確認しておくことも重要です。
再掲)必須質問対策リスト
「自己紹介と業務内容について簡単にお願いします」
「失敗体験とそこから得た学びについて教えてください」
「志望動機は何ですか」
「あなたの強み/弱みは何でしょうか」
この点は、私が転職活動をしている期間がちょうどコロナ禍で転職活動の面接時にオンライン面接が導入された当初でしたので、他の候補者と差を付けるためにもオンライン面接対策に注力していたこともあり、後で振りかえった時に良かったなと思います。
あとは、私の場合、セールス職でも有形商材から無形商材、且つ、一部上場企業からベンチャーへの転職を志望しておりましたので、商慣習がまったく変わる転職となり、使用される言語や仕事の進め方(体育会系→横のつながり)も変わるため、実際にその界隈で働く人との会話をして考え方を少しでも近づけられるよう努力しました。
そうしていくと、意外にも使ってる言語は多少違っても本質的なところはそこまで大きく変わっていないということに気づきました。
つまり、アピールしたいことを志望先企業で違和感のない表現に言い換えて伝えるということです。
一度でも良いので、志望先の業界で働く人にアピール内容を聞いてもらってフィードバックを受けるだけでも大きく面接での印象を変えることが出来ると考えております。
結果、面接での通過率はそれをする前と比べて少なく見積もっても2倍は変わりました。
4.5つの面接対策をしておくかどうかで、面接通過率は変わる
同じ職務経歴書で、同じ実績から自己アピールしたとしても、面接の対策次第で通過率は大幅に変わります。僕自身が実際にそうでした。
いかに質問内容を想定しておき、回答内容を伝える練習をしておくか、この点に尽きると思います。
そのためには、少なくとも同業界で働く知人、または可能であれば志望先の企業で働く方に回答内容を確認してもらい、違和感がないか見ていただくことをおすすめします。
こんなことを言ってしまったら怒られてしまいますが、面接回数を積めば積むほど回答内容も洗練されてくるので、志望先の同業界で、志望度の低い順に受けていくことも戦略としてはアリだと思います。
最後に面接対策についてまとめておきます。
その他私風巻に聞きたいことがあれば、喜んで回答しますので、是非以下からご連絡ください👇
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