都市と公共性|コロナ禍のデザイン
キーワード:オープンスペース、土壌、ゲーティング、観光
感染症が日本社会にもたらした変化のうち、ポジティブなものといえば、テレワークやデジタル・ガバメントの重要性が周知されたことではないだろうか。しかし、それが万能ではないということもまた、明らかになった。社会インフラを支えたり、人の命を助けたりする仕事の多くは、テレワークで済ませることができない。両者の分断もまた、大きな社会問題だろう。下記にて紹介いただいた事例は、そのどちらをも見据えつつ、都市と公共空間のあり方を考えさせる。トップダウンの計画をすり抜ける、人々のユーモアや機知も見える。
中村健太郎|ゲーティング(囲い込み)
◉選定事例:Kurt Iveson, “We don’t know what we’ve got till it’s gone – we must reclaim public space lost to the coronavirus crisis”, The Conversation
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