アジ文と向き合う(向き合わない)
インターネット上でアジ文っぽい文章が人気になったのって、ここ何年くらいの流行だろう。あんまりいいものだと感じていないので、具体的なリンクとかは貼らないから、抽象的な話になってしまうと思うけれど、少し書きたい。
さて、ここでアジ文というのは、まさしく活動家のアジ文そのものから、政治家のマニフェスト、展示の告知文、雑誌の巻頭言……といったような形態の文章である。考えや分析は控えめで、自分の活動を激しい表現で宣伝し、未来へのぼんやりした期待を添える──その期待は、あるいは祈りは、未来に対する約束ではないし、そうなるための条件が詳細に書かれることもほとんどない。
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