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Right, there is nothing …… 007
_布製の筆入れ
いつしか、筆記具を複数わけて持つようになった。
メモ帳には赤と黒のボールペンをひとつずつ差し、鞄の中にはサブのボールペンをひとつ、しのばせている。
いくつか鞄を持っているのだけど、使う使わないにかかわらず、それぞれに一本ずつかならずペンを入れている。
ふと、メモしたいと思った時にペンがない、ということが多すぎたので、あらかじめ保険をかけているのだ。
こういうところだけ慎重なのである。もっと大事なところが抜けていたりすることは多々あり、よく注意されるのだけど。
メモをしなくても本当に良いアイデアだったら忘れてもまた思い出すよ、と言われるけど、たしかにそれは正しい。が、私の場合はアイデアをおもいつくと調子に乗ってしまいついついそのアイデアについてあれこれ考えはじめて没頭してしまうことになるので、メモというよりはなにかを書きはじめることになり、ながながと書くとなるとまたたいへんなので、それをまた短めに要点だけをメモするようになる。
というような、少々ややこしいけど、ようするにメモしないとやっぱり不安なのだ。
記憶力は悪くないほうだと思っているけど、すぐに忘れてしまうほうなので、やはりメモが必要になる。
ただ、ペンはあってもノートがないこともあるので、いろいろとたいへんだ。
で、布製の筆入れ。
この筆入れについては、子どもの頃に使っていた記憶がかすかに残っている。しかし、いつ、どこで使っていたのか、これは自分で買ったものなのか、それとも親に買ってもらったものなのか、よく憶えていない。
思い出そうとすると、それが記憶なのか想像なのかもあいまいになる。困ったもんだ。
ああ、メモしておけばよかった、と。
2009年6月6日 セサミスペース M (Twitter)