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読書感想まとめ

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#読書

読書記録 2024年10~12月に読んだ本

 こんにちは、せ→る→です。  本日は2024年10~12月に読了した小説の感想を書いていきたいと思います。(敬称略、誤字等あるかもしれません) 「宙わたる教室」伊与原新  第70回青少年読書感想文全国コンクール高等学校の部に選出された一冊。実話をもとに書かれた作品だそうです。  舞台は定時制高校。  様々な事情を抱えて定時制高校に通う生徒たちと、理科教師の藤竹(ふじたけ)が科学部を結成する。一人ずつ部員が増えていき、やがて彼らは学会発表を目標に、火星を作る実験を行う

読書記録 2023年7~9月に読んだ本

 こんにちは、せ→る→です。  本日は2023年7~9月に読んだ本の感想を書いていきます。あらすじ程度のネタバレあり。あくまでも私個人の感想です。(誤字等あるかもしれません 汗) 「愛されなくても別に」武田綾乃  物語の主人公は大学生の宮田陽彩(みやたひいろ)。コンビニで22時から4時まで週6でバイトをし、8万円を家に入れているという。母親と二人暮らしで、料理も掃除も洗濯も全部宮田がしています。  深夜バイトで疲れて家に帰ってきて、寝る時間が満足に取れていないのに、母親に

読書記録 2023年4~6月に読んだ本

 こんにちは、せ→る→です。  今回は、4~6月に読了した本の紹介と感想を書いていきます。 ◇登場人物は太字(ルビ振りが上手に機能しなかった…ので、カッコ書きしています) ◇あらすじ程度のネタバレあり 「体育館の殺人」青崎有吾  すごく面白かった~!分厚いなぁ…と思いながら読み始めましたが、テンポ良く進むのであっという間でした。  第22回鮎川哲也賞を受賞した作品で、学校を舞台にしたミステリ。  体育館の舞台に死体が…!?卓球部員の柚乃(ゆの)は、そこに居合わせてしま

読書記録2023年1~3月に読んだ本

 こんにちは、せ→る→です。  本日は2023年1~3月に読んだ本の紹介&感想です。 ※登場人物の名前は太字 ※あらすじ程度のネタバレあり 「階段ランナー」吉野万理子  高校二年の奥貫広夢と三上瑠衣はある日、学校の屋上で高桑曜太朗先生と偶然居合わせる。家族に悩みを抱える広夢、卓球に打ち込む瑠衣、階段好きな高桑先生。  面白かったです~!読み始めてすぐ「あ、これ、好みだ」と思いました。登場人物たちにとっては、大きな出来事が起こるのですが、文章がサラッとしている。すごく読

読書記録2022年12月に読んだ本

 こんにちは、せ→る→です。  本日は2022年最後の投稿。2022年12月に読んだ本の紹介と感想を書いていきます! ※登場人物は太字にしてあります ※あらすじ程度のネタバレあり 「君だけのシネマ」高田由紀子  中学二年の史織は、行きたくもない塾に行かされ、したくもない小学校受験・中学校受験をさせられ、受験勉強のために学校を休まされ、ランドセルも服も自分の好きなものを選ばせてもらえない…  過干渉、いやもう毒親…ですかね?の母の影響で、心も体も疲弊していた。  そんな

読書記録2022年10,11月に読んだ本

 こんにちは、せ→る→です。  本日は『読書記録2022年10,11月に読んだ本の紹介&感想』です。中には微妙な感じの作品もありますが、あくまで私の好みなので 笑  10月の読了本がシリーズものばっかりになってしまったので、11月と同時投稿にしました。 ※登場人物の名前は太文字 ※あらすじ程度のネタバレあり 「雨の降る日は学校に行かない」相沢沙呼  めちゃくちゃ良かった!好きすぎるっ!  学校生活で息苦しさやモヤモヤを抱えている中学生たちの短編集で、六つのお話が収

読書記録2022年7,8月に読んだ本

こんにちは、せ→る→です。 投稿をサボっておりました💦 本日は7,8月に読了した本の感想を簡単に書いていきたいと思います。本によって文章量に差がありますが、気にしないでくださいっ! ※登場人物は太字にしてあります ※タイトルをクリックするとアマゾンのページに飛びます 「ななみの海」朝比奈あすか めっちゃ面白かったです。 主人公は、児童養護施設で暮らす高校生・ななみ。 表紙から、最初はもっと爽やかな青春系かと思っていましたが、高校生のリアルな感情や施設の現状などが丁寧

読書記録2022年6月に読んだ本

こんにちは、せ→る→です。   6月は梅雨なはずなのに後半は暑い日が多かったですね。本日は、6月に読了した本の紹介&感想を書いていこうと思います。 水族館ガール5~8巻/木宮条太郎 とにかく面白い。2022年5月に読んだ本の記事でも紹介していますが、めっちゃ面白いです。 水族館の苛酷さがわかると同時に、読み手に対してももう一度自分の行動を見直せと言っているようなセリフがとても多いです。 私が特に好きなところは5巻の「手段と目的論」です。 本来は、目的があってその後に手

読書記録2022年4月に読んだ本

こんにちは、せ→る→です。 いつもは読了本を1記事に1冊レビューしているのですが、気分で書いたり書かなかったりするので、1カ月間に読んだ本を一気に紹介しようと思います。 『探偵はぼっちじゃない』坪田侑也 当時中学3年生が書いた、第21回ボイルドエッグズ新人賞受賞作。 楽しい学校生活を送りながらもどこか物足りない思いを持った主人公・緑川は、ある日同級生の星野に「一緒に探偵小説を書こう」と声をかけられます。作中では、2人が書いた物語も載っているので同時に2作読めるという一

「言葉は呪いで、言葉は祈りだ。」

こんにちは、せ→る→です。 今日は青谷真未さんの「水野瀬高校放送部の四つの声」の感想を書いていこうと思います。 著者:青谷真未 イラスト:中村至宏 デザイン:bookwall 出版社:早川書房 ハヤカワ文庫JA (敬称略) ※ネタバレあり 野球部で熱心に練習に励んでいたが、一番仲の良かった部員とのすれ違いで退部した3年の巌泰司。中学で演劇部に所属していた1年の赤羽涼音と白瀬達彦。文芸部を追い出された2年の南条梓。この4人が集まり、水野瀬高校放送部が発足します。 全4

読書感想「京洛の森のアリス」望月麻衣

こんにちは、せ→る→です。 持ち運びに便利な文庫本が好き。単行本も読むには読むのですが、ハードカバーは苦手なのでなかなか手に取らないです😅持ちにくいし腕が疲れるので 笑 読書ハマりたての頃は実用書中心に読んでいましたが、ここ最近はひたすら小説読んでいます。楽しすぎる… ということで今日は、望月麻衣さんの「京洛の森のアリス」の感想を書いていこうと思います。 著者:望月麻衣 イラスト:庭春樹 デザイン:野中深雪 出版社:文藝春秋 (敬称略) 「不思議で可愛くてわくわくす

裏舞台で働く者たちの爽快な青春ドラマ

こんにちは、せ→る→です。 今日は、松岡圭祐さんの「ミッキーマウスの憂鬱」の感想を書いていこうと思います。 著者:松岡圭祐 出版社:新潮社 (敬称略) 後藤大輔は、夢を与える仕事がしたくて採用面接を受け、準社員として合格。ひたすら裏方で着ぐるみをキャストに着せる美装部に配属されます。 最初はこの後藤の馴れ馴れしさがすごかった 笑 初日なのに挨拶しなかったり敬語使わなかったり…こりゃ周りから冷たい目で見られるよ💦 * ある日、ミッキーマウスの着ぐるみが紛失し、後藤と

少女よ、長い夜を戦い抜け!

読書にハマって1年が経ちました。 こんにちは、せ→る→です。 丁度去年の今頃読書にハマり、読書ノートを書き始めました。読みたくない時期も数週間くらいありましたが、ほぼ毎日読書時間を確保しています。 特にここ一カ月は本が読みたくて読みたくてしょうがないです。 読書好きな友達があまり周りにいないので、家族や友人に「今読んでるこの小説が面白いんだよ!」と熱弁していますが、できれば共通の本の話題で盛り上がりたいなぁと思う今日この頃です。 * 今日は、福田和代さんの「梟の一

決して人に慣れぬ獣と竪琴を奏でる少女の物語

こんにちは、せ→る→です。 前回書いた読書感想文で嬉しいお知らせが届きました✨ 今日は上橋菜穂子さんの「獣の奏者」(闘蛇編・王獣編)の感想を書いていこうと思います。 <あらすじ> 獣ノ医術師の母と暮らす少女、エリン。ある日、戦闘用の獣である闘蛇が何頭も一度に死に、その責任を問われた母は処刑されてしまう。孤児となったエリンは蜂飼いのジョウンに助けられて暮らすうちに、山中で天を翔ける王獣と出合う。その姿に魅了され、王獣の医術師になろうと決心するエリンだったが、そのことが、や