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読書感想まとめ

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#推薦図書

読書記録 2024年10~12月に読んだ本

 こんにちは、せ→る→です。  本日は2024年10~12月に読了した小説の感想を書いていきたいと思います。(敬称略、誤字等あるかもしれません) 「宙わたる教室」伊与原新  第70回青少年読書感想文全国コンクール高等学校の部に選出された一冊。実話をもとに書かれた作品だそうです。  舞台は定時制高校。  様々な事情を抱えて定時制高校に通う生徒たちと、理科教師の藤竹(ふじたけ)が科学部を結成する。一人ずつ部員が増えていき、やがて彼らは学会発表を目標に、火星を作る実験を行う

読書記録2022年10,11月に読んだ本

 こんにちは、せ→る→です。  本日は『読書記録2022年10,11月に読んだ本の紹介&感想』です。中には微妙な感じの作品もありますが、あくまで私の好みなので 笑  10月の読了本がシリーズものばっかりになってしまったので、11月と同時投稿にしました。 ※登場人物の名前は太文字 ※あらすじ程度のネタバレあり 「雨の降る日は学校に行かない」相沢沙呼  めちゃくちゃ良かった!好きすぎるっ!  学校生活で息苦しさやモヤモヤを抱えている中学生たちの短編集で、六つのお話が収

読書記録2022年7,8月に読んだ本

こんにちは、せ→る→です。 投稿をサボっておりました💦 本日は7,8月に読了した本の感想を簡単に書いていきたいと思います。本によって文章量に差がありますが、気にしないでくださいっ! ※登場人物は太字にしてあります ※タイトルをクリックするとアマゾンのページに飛びます 「ななみの海」朝比奈あすか めっちゃ面白かったです。 主人公は、児童養護施設で暮らす高校生・ななみ。 表紙から、最初はもっと爽やかな青春系かと思っていましたが、高校生のリアルな感情や施設の現状などが丁寧

読書記録2022年6月に読んだ本

こんにちは、せ→る→です。   6月は梅雨なはずなのに後半は暑い日が多かったですね。本日は、6月に読了した本の紹介&感想を書いていこうと思います。 水族館ガール5~8巻/木宮条太郎 とにかく面白い。2022年5月に読んだ本の記事でも紹介していますが、めっちゃ面白いです。 水族館の苛酷さがわかると同時に、読み手に対してももう一度自分の行動を見直せと言っているようなセリフがとても多いです。 私が特に好きなところは5巻の「手段と目的論」です。 本来は、目的があってその後に手

読書記録2022年5月に読んだ本

こんにちは、せ→る→です。 私はとっても豆腐メンタルなので、ちょっとしたことでも落ち込むのですが、本を読むとすごくスッキリします。特に、面白い本に出会えたときのテンションの上がりようは半端ないです。 自分には合わなかった本も、読み終えると達成感があるし、自分はどういうところが好きじゃないのか考える時間もわりと好きなので、楽しいです。   ということで今日は、5月に読んだ本を紹介していきたいと思います。   ※登場人物の名前を太文字表記にしています。 『水族館ガール(1~

読書記録2022年4月に読んだ本

こんにちは、せ→る→です。 いつもは読了本を1記事に1冊レビューしているのですが、気分で書いたり書かなかったりするので、1カ月間に読んだ本を一気に紹介しようと思います。 『探偵はぼっちじゃない』坪田侑也 当時中学3年生が書いた、第21回ボイルドエッグズ新人賞受賞作。 楽しい学校生活を送りながらもどこか物足りない思いを持った主人公・緑川は、ある日同級生の星野に「一緒に探偵小説を書こう」と声をかけられます。作中では、2人が書いた物語も載っているので同時に2作読めるという一

「言葉は呪いで、言葉は祈りだ。」

こんにちは、せ→る→です。 今日は青谷真未さんの「水野瀬高校放送部の四つの声」の感想を書いていこうと思います。 著者:青谷真未 イラスト:中村至宏 デザイン:bookwall 出版社:早川書房 ハヤカワ文庫JA (敬称略) ※ネタバレあり 野球部で熱心に練習に励んでいたが、一番仲の良かった部員とのすれ違いで退部した3年の巌泰司。中学で演劇部に所属していた1年の赤羽涼音と白瀬達彦。文芸部を追い出された2年の南条梓。この4人が集まり、水野瀬高校放送部が発足します。 全4

読書感想「京洛の森のアリス」望月麻衣

こんにちは、せ→る→です。 持ち運びに便利な文庫本が好き。単行本も読むには読むのですが、ハードカバーは苦手なのでなかなか手に取らないです😅持ちにくいし腕が疲れるので 笑 読書ハマりたての頃は実用書中心に読んでいましたが、ここ最近はひたすら小説読んでいます。楽しすぎる… ということで今日は、望月麻衣さんの「京洛の森のアリス」の感想を書いていこうと思います。 著者:望月麻衣 イラスト:庭春樹 デザイン:野中深雪 出版社:文藝春秋 (敬称略) 「不思議で可愛くてわくわくす

少女よ、長い夜を戦い抜け!

読書にハマって1年が経ちました。 こんにちは、せ→る→です。 丁度去年の今頃読書にハマり、読書ノートを書き始めました。読みたくない時期も数週間くらいありましたが、ほぼ毎日読書時間を確保しています。 特にここ一カ月は本が読みたくて読みたくてしょうがないです。 読書好きな友達があまり周りにいないので、家族や友人に「今読んでるこの小説が面白いんだよ!」と熱弁していますが、できれば共通の本の話題で盛り上がりたいなぁと思う今日この頃です。 * 今日は、福田和代さんの「梟の一

あたたかい涙があふれてくる物語

こんにちは、せ→る→です。 今日は、安澄加奈さんの「幸せを呼ぶ物語、つづります。水沢文具店」の感想を書いていこうと思います。この作品は、「水沢文具店 あなただけの物語つづります」の続編です。以前書いた感想文もよかったら読んでいただけると嬉しいです! 著者:安澄加奈 イラスト:pon-marsh デザイン:bookwall 出版社:ポプラ社 ポプラ文庫ピュアフル (敬称略) <登場人物> 龍臣…水沢文具店店主 栞…小学校教師,龍臣の恋人 * 水沢文具店は、「ペンとノー

読書感想19「蝶が舞ったら、謎のち晴れ」伊与原新

こんにちは、せ→る→です。 本日は、伊与原新さんの 「蝶が舞ったら、謎のち晴れ -気象予報士・蝶子の推理-」 のレビューをしようと思います。 著者:伊与原新 イラスト:ふすい 出版社:新潮社 新潮文庫nex (敬称略) <あらすじ> 天気予報が大嫌いな気象予報士・菜村蝶子と 幼なじみの探偵・右田夏生の元に 舞い込んでくるささやかな でも奇妙な依頼の数々。 降らなかったはずの雨,半世紀以上前の雷探し “誘拐”されたバイオリン早咲きの桜に 秘められた想いを解き明かす鍵は天

読書感想17「言鯨【イサナ】16号」九岡望

こんにちは、せ→る→です。 今日は、九岡望さんの「言鯨【イサナ】16号」の感想を書いていこうと思います。 ※ネタバレほぼなし <あらすじ> 神“言鯨(イサナ)”によって造られたとされる砂の時代。骨摘みのキャラバンで働く歴史学者志望の少年・旗魚は、裏の運び屋・鯱と歴史学者・浅蜊に出会う。接近を禁じられた言鯨の遺骸の調査に赴くという憧れの人物に同行することになり胸躍る旗魚だったが、遺骸を見た浅蜊が妙な言葉を口にした瞬間、世界が一変し始めた――。 著者:九岡望 カバーデザイ

読書感想15「スパイ教室01」竹町

こんにちは、せ→る→です。 今日は、竹町さんの「スパイ教室」の感想を書いてこうと思います。面白くて浮かれていたら、階段から滑り落ちました…腰が痛いです(T_T) ※ネタバレ少しあり 出版社:KADOKAWA 富士見ファンタジア文庫 著者:竹町 イラスト:トマリ (敬称略) <あらすじ> 陽炎パレス・共同生活のルール。一つ、七人で協力して生活すること。一つ、外出時は本気で遊ぶこと。一つ、あらゆる手段をもって僕を倒すこと。――各国がスパイによる、影の戦争を繰り広げる世界。

読書感想13「アオハル・ポイント」佐野徹夜

こんにちは、せ→る→です。 今回は佐野徹夜さんの「アオハル・ポイント」の感想を書きたいと思います。 コロナの影響で利用している図書館が臨時休館になってしまい、借りられなくなってしまったので家にある本を再読してみました。 ※今回はいつもよりネタバレ多めです。 出版社:KADOKAWA メディアワークス文庫 著者:佐野徹夜 イラスト:loundraw (敬称略) 表紙を担当したloundrawさんの絵がすっごく好きです。 <あらすじ> 人にはポイントがある。 ルックス