独り部屋

ホントのことなんだよ
全部

ぼくは
君と
一緒にいるよりも

ひとりで
部屋で
たったひとり

絵を描いたり
詩を書いたり

それだけで
すべては

気持ちも
心も
満たされていたんだ

誰かに頼ったり
甘えたりもしたけれど

それは
ホントの自分ではなくて

誰がいなくても
友達がそばにいなくても

寂しいなんて
思わなかったんだ

たったの一回も
一度もないよ

愛情がなくたって
愛の世界ではなくても

ぼくは

心は
精神は

完全に
満たされていたよ

ぼくには
優しさ
なんて

いらなかったよ

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