Sunday Silence
日曜日の朝
僕は
或る事実を
一つ発見した
それは
今、現在の
僕という
ニンゲンを
軽く
振り返ってみたところ
気づいたこと
僕は
誰にも
迷惑を掛けることなく
今、存在している
たまには
君に
心配を
掛けることもあるだろう
家族に
なにかしらの負担を
掛けてしまう日もあるだろう
しかし、迷惑は
なにも
たったの一つもない
世の中や社会にも
今は
全く見当たらない
空気中の酸素を
有難く吸って
偉呼吸ではなく
皮膚呼吸をしている
たぶん、そのくらい
君に
お金は借りてないし
気持ちの貸し借りもない
全部、ホントのことだ
誰からも
正当に
真っ当に
責められる理由を
僕は持っていない
それは
たぶん
他の誰か
他人から観ると
ホントの自由となる
紛れもない事実として
僕は今朝
ついさっき、認識した
とても
気持ちのいい朝だ
昨日の雷雨
神様の怒りもおさまり
嘘みたいに
今は天気がいい
夏なのに暑くもない
優しい風も吹いている
東京にある静かな田舎
日曜日の朝に僕はいた