《銀のスプーン》

なるべくなら
ぼくの書いた詩は

言葉尻の響きだけを
とらえるのではなくて

一番好きな
メロディに乗せて

君に届いてほしい

心地よいコードで
自然な
自分だけの時間を

ぼくが伝えたいことは
伝わったということ

どんなに
暗く落ち込んだとしても

銀色のスプーンで
一口頬張ったら

また
おいしいって味わえるから

安心してもいいんだよ

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