曖昧な色

病室の窓から観えた
遠く離れた国の
シアワセそうな景色に

イロエンピツで
薄く、淡い
『アイマイ・ナ・イロ』から

なるべくなら
ホントウの気持ちを

自分が
等身大パネルになったつもりで

妙に懐かしいけど
別に哀しくはない

たった一枚しかない写真を
ココロノソコにしまいこんだ

その動作を
ヒッシに眺めていた


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