antenna
トドの詰まり
感受性の問題
アンテナの感度が良すぎると
実際には
デメリットの方が多くあって
例えば、ボクなら
たいした優しさが
自分にはなくても
君が
目の前に堕ちていたら
拾ってしまう
傷ついたまんま
放置はしたくないと
思ってしまうんだ
だって
君の血は
ボクのと
ちょっぴり
色が似ていたから
君が
朱赤を選んだら
ボクはそれに似た色
でも、ホントは
ちょっぴり違う色を選ぶ
ニュアンスの問題は
ボクには
だいぶ大きいからね
タニンが全く気にしないこと
気になるのが
ボクに与えられた特性なの
ひとに教えたことは
まだ一度もない
馬鹿にされるのがオチで
ボクは
馬鹿にされると怒るから
我慢と努力はしたくない
子供の頃からずっと
残り続けたこの感覚
ハドメが
どうしても
効かなくなった時は
まずは
その対象物を
自分から遠ざける
距離感は
どんなもの
何処に行っても
誰を愛するか
すべてにおいての基本
適切な距離は取れてる?
保てているかな?
自分自身との関係性
仲良くした方が良いよ
自身とは
やっぱり
他人事ではないからね
それは、悪人でも
例え
イエス様でも
同じ事だと思う
ひとつだけ
違うのは
ボクは君と似た色を
チョイスしたけれど
たしかに
自分の頭で考えて、実行した
そのチョイスを
もう一度
よく観てごらん?
もっと、コッチ
ボクの傍にきて
違うでしょ?
よく観ると
微妙に、色は
モノマネじゃないんだよ
ボクは、君の
一瞬でも
イミテーションに見えたのは
君側の錯覚なんだ
その錯覚にも
実は、色がついていて
どんな色なのかを
君に言葉で
説明しようとしたら
この世界は
残された、与えられた
君の時間
そのライフは
終わってしまうんだ
人生は、儚く、短い
一瞬で終わっていく
いつの時代も平等に
まあ、それでも
君がいいのなら
ボクの方は大丈夫だよ
ボクには
君よりも
だいぶ
時間がたくさんあるからね
今から
話しましょうか?
はなしの続き
君の、アンテナのおはなし