Classics

誰の名前も呼ばずに
辿り着いた場所
声に出さなくてもわかった言葉の意味
森の中で寝ていた自分
深くなった眠りに寄り添うような不思議
謎謎が好きじゃなくても子供たちは笑う
朝になれば、光の中で
寒くないなら
外の世界は遊び場に
部屋の中でも充分に
存分に楽しみはあったけれど
物足りなくなったとしても
何か疑問が頭に浮かんだなら
質問に答えられない隣人は
大人ではなく
紳士的な希望にはならない
真剣さの内側に潜む感情の話を
ホントは聴いてみたいと
誰かを温かく思っていても
その良い例えは思い込みだと
凹むというより減り込んだ心
煩わしさが面倒臭いとは言わず
世界が暗闇のように感じたこと
一言も他人事のように
目の前から立ち去った後には
静けさの中
孤独を感じるための時間がある
悪くない感覚だと思えるように
器の大きさに気付けたなら
新しいものを探さなくても
精一杯だと思った昨日は
今はもう何も言わなくなった
自分だけの理由ができた
一つだけでいいと思っていた
感情ではなく、感覚だった
飽くまでも
関係のない話ばかりしたのも
ホントのことになった
たまには別の言葉を話そうと
優しいかどうかは知らなくても
僕にもできることはある