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Photo by
dr4102002
To be continued.
やはり
このぼくは
ホントのぼくではないようだ
君が知ってるのは
明らかなる他人
ぼくの知ってるぼく
いつも見ている
している、やってる
ぼくは
そんな者ではない
けっして
たいしたりはしないかもしれない
けっして
つまらなくはないのかもしれない
わからなくもないような
つまらなくて
くだらない話を
あえて
君にしている
君にだけしている
ぼくは
今、している
ホントのぼくに
あまり興味がないなら
もしも、万が一
魅力を感じないなら
今のうちに言ってくれ
なるべくなら、早めに
そうね、三日以内がいいな
キチッと期限日を設定しよう
悪いが
ぼくはそういう
君が思っているような
純粋でイノセンス
誠実、真面目なタイプの
ニンゲンではないんだ、ホント
君を裏切った
のではないし
別に、誰も悪くない
コレは案件だ、一つの
実際
仕事の話はどうでもいい
コミュニケーションだ
大切なのは、あくまで
君が
ぼくを
知っていること
君が
ぼくの
真実を知っている
それが重要なんだ
ぼくにとって
それは
とても大切なこと
一番のこだわりだ
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
宮沢賢治の
この作品、この詩だけが
唯一
彼が残した作品のなかで
ぼくは一番キライである
生理的
物理的に
ウケツケタリハシナイコト
それだけは
イマ
君に
ぼくは
伝えたかった
最後に云う
この
ぼくたちの出会い
つまり
すべてのニンゲンとしての失敗は
必然だ
偶然ではなく
それが自分
君という愚かさ
ヒトとしての
愚かさ
罪悪感を抱えながら
自分に
何度
負けたとしても
イマを生きる
生き続ける
弱さを
幼さを
後ろめたさを
ジゾク、ケイゾクする
ただ、ヤメズに
イマ、コキュウする
生き、行き、活き、域、粋
イキを続ける
それだけの・・・・・・・・・・・・
『サウイフモノニワタシハナリタイ』