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ボクには
どうしても
君の手が必要で
1人じゃ
なにもできなくて
色々
手伝ってもらった

どうしても必要な
君の右手は
『楓』の葉っぱのような
可愛い色と形をしていて
たくさんのピンチから
ボクを救ってくれた

時には
その手のひらを
じっとみつめるように
君は
一人の時間を
大切にしていたね

ボクが
ムダ遣いをした後は
それを補うようにして
見えない誰かに
謝ってくれたりもした

君が
諭してくれた言葉は
ほとんどの場合
ボクにも正解だった

子供のような
こんなボクに
君は
とても
優しくしてくれたんだ

まだ幼かった
子供の頃に
憧れたような
完全無欠の
格好いい『HERO』では
なかった
のかもしれないが

やっぱり
君は
ボクにとっての
『HERO』で

絶対絶命になる前に
何事もなかったかのように
『ハヤテ』のように現れて
ボクの心から
不安と恐怖を
きれいに取り除いてくれる

君が
そばにいてくれると
ボクの心は
不思議なくらいに安らいで
ただ、ただ
それだけで
幸せな気持ちになれた

充たされた心を
君に伝えるようにして
子供がお母さんに
描いた画をみせるように
ボクが
君のそばに近寄ると

いつもみつめる
手のひらで
やわらかく、温かく
ボクの頭を撫でてくれた

ボクの
存在すべてを
薄くて
白く透きとおった膜で
やわらかく
包み込むようにして
とても
丁寧な手つきで
その愛だけは
決してこわさないように

ボクには
『ホントの優しさが何なのか？』
さっき、わかったんだ

君の愛情が
ボクに
愛の『新世界』を教えてくれた

『愛のことば』を
心の底で
1字1句を間違わずに
静かに唱えるように

明日も
明後日も
その次の日も
今日が
いつまでも
『永遠』に続くなら

そう思って
君を想って
未来の君に
もう一度

ボクは君に会いたい
『夢で逢えたら』
逢いたくなったから

あたらしい服を
一緒に買いにいこう
きっと
君に似合う色を
きっと
ボクは探すから

『正義の味方』が
君とボクの前にも
訪れた今なら

蟻のまんまの靈でも
逞しく生きていける

ボクらは
いつまでも
一緒でいられる

『八』の字のように末永く
『∞』の形のように現在進行形で

『幸せな結末』のうたは
終わることなく続いていく

今度は
君が
ボクのために選んだ曲を
一度聴いてみたいから
『是が非でも』