知識として

君のはなし
最初から最後まで
全部、ひと通り聴いてみたけど

ひとつ、ボクが感じたこと
ズバリ、言ってもいい?

言ってることの内容は
まあ、大体合ってる、気はする

多分
だいぶ、文献やナニカシラで
充分によ~く調べてる感じがしたわ
ホントお疲れさまでしたねって感じ

知ってる
よく本を読んでることは
充分に、ボクにも伝わった

でも
だけど、腑に落ちなかったのよね
何一つとして
ボクの心には響かなかった

その理由について、これから話します

それはね
君、あなたのはなしは
知識ではないのよ、つまりは

ただ、情報として
頭に入れただけの内容を
そのまんまの形で
ヒトに話しているだけに過ぎない

インプットしたはなしを
自分自身の頭で理解して、咀嚼する
最も重要なアクション、プロセスが
何一つない
つまり、抜け落ちている、完全に

その入力された情報は
ホントかもしれないし
ホントはウソかもしれないわ

ヒトは
基本的に
タニンに褒められたい
弱い生き物だから
イツカ偉くなりたいと
思っているから
誰にでも、優しく愛されたいから

威張るし、虚勢も張るし
いつもホンネばかりじゃなくて
勿論、ここだけの話やタテマエも言う

それが、一般の常識
大人として、1人前に
社会で通用するニンゲンとして
自立した生活を送る術、方法
やり方だと皆、知っているから

見たまんま、読んだまんまを
ヒト、タニンに話すことは
実は、実際には
その法則からは
最も外れた手法となるの
なってしまうの、残念ながら

その理由を
理解しない限り
君のはなし
ボクには染み込んだりしない

君の理解も
感情も、観点、視点
何一つとして
オリジナル、独自性を
ボクは、感じないの
当の本人、君には悪いけど

偽物の価値観の理由は
ソコにある

パッチモン、胡散臭さ
誰かの真似事で
終わってしまうのは
君としても
不本意だと思うけど

自分が
ホントに
どう感じているかは
最低限の感情と
感覚と君のセンス

価値基準のモノサシは
万全な準備を整えて
上手く乗せないと
やっぱり
説得力のあるはなしにならない

とボクは思う
君のはなしを聴いて、思った
ホント、失礼だとは思うけど

たぶん、君は
本を読むこと
読書はスキなんだと思う

インプットや暗記は
得意なんだよね、きっと

その後なの、問題は
自分の頭で考えるのよ
ジックリと
タップリと
ムダなくらいに時間をかけて
さっき読んで仕入れた
情報について、折角だから

それさえできれば
立派なアイデア
知識として成立するわ
あなたの
独自の視点は
完成するような気がする

どんなシゴトに
就きたいのかは
君から
直接、聞いていないから
ボク、まだ知らないけどね

まあ、善ければ
君の気分が
余り悪くなければ

ボクの、この意見
ちょっとだけ
参考にしてみてくださいな

あなたのご健闘と
新しいミライをお祈りいたします

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