Tag(素)
ボクの嫌いになったボクは
今頃、どこで何をしてるのかな?
そう思うことが最近、増えたのは
ボクが今、東京に居て、友達とは
たいした連絡も取らず、孤独を
満喫しているからなのかも
幸せを感じるシチュエーションは
ないことはないけど
すぐにまた心は素に戻ってしまう
楽しいのも、面白いのも一瞬
悲しいのも、寂しいのも一瞬
嬉しさと怒りの感情だけは
基盤の中で根本的に蹲っている
戸惑いもなければ、躊躇もない
嫌いな感覚のキープはしなくても
ボクは今日一日は生きていけるし
必ずしも、生きづらさは感じない
時間も、お金も、幸福感も、愛情も
誰かと比べる必要もないなら
その質量と比重は
今の自分にとっての適量だと思う
自分が思うような弱さのない自分
その対象にたいする時の対処法は
1番、頭を悩ませる時間となった
古代ギリシア時代の哲学者たちは
自分の手で生命を絶つ前日の夜
いったい、何を食べたのだろうか?
最後の晩餐の画のような気持ちで
そして、ボクは誰と
何を食べるんだろう?
そういうのを考えるの昔からスキ
ボクに似てるタイプは結構居る
朝······▸夜······▸朝······▸夜······▸朝
また朝がきた、そして、夜になる
繰り返しでは無い繰り返しの中で
ボクの住んでる街、朝の風景は
君と一緒に居た和やかな時間よりも
ちょっと冷たくて、綺麗ではなくて
ボクとの相性も余り良くはない
眠るように、自然な顔のままで
笑わずに、涙を流すこともなく
過去も、未来も、現実も、理想も
ボクとは全く関係のない、無関係な
商品タグのようにして存在してる
その服を脱ぐ前にならないと
ボクはそのサイズ表記にすら
気づかないまま生きていってしまう
君は、ホントに、ボクで良いの?
嫌いな自分を抱えた
こんなボクでも
君、ちゃんと愛してくれる?
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