Muscle Docking
シーソーに乗っていた
小学生よりもずっと昔
反対に乗っていたヒト
急に
突然
唐凸に
なにもいわず
前触れなく降りたから
ガーンっ!ってなって
僕の脚は
地面に急落下
シリモチ着くような感じになって
周りの世界に
気がついたら
僕の顔は涙が溢れていた
ボロボロ、ポロポロ、ワーン!!
鎖の、クサリの、骨、ホネ、ほね
鎖骨が内側
『く』の字に曲がってた
つまり、僕の左の鎖骨は骨折した
人生初のコッセツだった
肩はなんともなかったけれど
もう五体満足ではないことに
僕は泣いた
すぐ整形外科に連れてかれて
力づくで戻された
超痛かったから
また、泣いた、ワーン!
今はもう記憶から
完全に消えた痛み
でも、上からなぜると
さわると
ちょっと、なんか変な感じ
あの日
シーソーの反対側に乗っていた奴
たぶん、同じコドモの顔と名前
今は思いだせないから
仕返し、復讐はできない
時効だよな、トックに
『目には目を歯には歯を』
嫌なコトワザ
キン肉バスター
必殺技の方がいい
やっぱり、次は?
マッスル・ドッキングにしよう
僕も『ウォーズマン』の
身体の中に入りたい
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