No.002
3件の紙話を
幸せと読んだら
未見の三県に
一晩中
追いかけられて
逃げ込んだ部屋には
緒前さん
知らない名前を
大聲で
叫ぶだけ叫んだら
ホントの
眉間に皺が寄った
寄り道をしようよ
セッカクだし
イッツもの帰り道みたいに
国立の公園
公衆トイレの
真ん前で立ち止まる
それが目的だったらどうする?
ホントの、ホンマの、自分の?
君の知らない
謎の話を
聴かせてあげようか
経ったの五分前に戻って
来た道を
スローモーションで
逆再生になった
自分の姿を観ても
なぜか
『笑っちゃダメ』
というイベントにも呼ばれた
ライヴ会場に
辿り着いたら
携帯電話の電池
充電が無くなった
私はその中
中心でリラックスしてる
君は
私のモノだったのに
トカトカ、ドカドカ
嫌、否
やっぱり
私は
私が1番好き
君は2番目
ファンクラブ会員
だから、先に
トイレなら
行ってきてもいいよ
男子は
断捨離されないうちに
ウチに帰っても
晩ごはんは
準備されていない
カレーライスは
つまり、食べられないの
今夜はパスタ
マカロニサラダの日
二週間前から
君に内緒
大人の事情で
決められてたの
お母さんに
知らないの?
それは
明らかに
コミュニケーション不足ね
貴方のせいにしちゃったから
私の責任は全部
なくなった、1mmも
貴方を
今、失ったとしても
私は
泣いたりはしない
夕焼けは
光の入射角に拠る
プリズムはカラオケ
私の十八番