釈と迦

『恋していますか？』

それとも
今
誰かを

『愛せたりしてる？』

恋愛とは？

よくは
良くは
善くは

やっぱり
自分には
わからなくて

恋だって
愛だって
対象になるのは
主語は

君か
僕という
完全には
知る由のない生き物

理由はないのに
訳も
意味も
そのホントは
僕には要らなくて

いつも自然の中に居た
街の中にも君は居た

繁華街、商店街、市街地
町内会、集会所、回覧板

寄りたくない
人が多い場所

人混みはひとゴミで

結局、居場所には
ならなかったけれど

その中
群衆のなかに
僕は君をみつけた

たった独りの
たった一つの
ヒトリポッチの君を

僕はもう
もう探しだしていたよ

最初
はじまり
始まり
初まり
恥じ鞠は
一目惚れだっけ？

君か、或いは僕の

恋とは
変わること
心が変になっていく感覚

好きってヤバい
頭ん中、可笑しくて、笑っちゃう

忙しいし
抱きしめたい
キスしたい
自分のものにしたい
いつも欲求ばっか

自然に
それは
性的な話になる

男と女
僕らは異性だから

世の中は
つまらない事だった

だから、
意味はいらないんだと

僕は、そう想う

生きることって
自然でしょ
意識しないでしょ、誰も
そこが良いの

僕は僕
君が好き

『わかるよね？』

この感じ